さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

言葉の使い方

ブログ入力における「改行」問題

「問題」というほど大層な話ではないのですが、ほかの方々のブログを読んで、自分自身も意識していることのひとつとして「入力する際、どこで改行するか」は、読みやすい文章のためにけっこう重要な要素だと感じます。 私自身の基準は、 ・「マル」(句点)…

日本人の色彩感覚~繊細さと大雑把さ

日本語には、「色」に関して実にさまざまな呼び方があるなぁ、とふと思いました。 豊かな自然に育まれているせいもあってか、特に植物にちなんだ色の呼び名が多いような気がします。 調べると、JIS(日本工業規格)に「JIS慣用色名」というれっきとし…

「完全」週休2日制の意味はわかっていたが…

求人広告の雇用条件として、給料や勤務時間とともに必ずあるのが「休日」についての記載です。 日本で週休2日制が始まったのは1970年代頃と言われていますが、世の中に定着したのはもう少し後のようです。 かつて学校は土曜日通学していましたし、企業…

「パンツ」と堂々と言える時代

前にも述べたように、「衣食住」の「衣」=ファッションの部分にはこだわりを持たない生活をしています。 こだわりを「持たない」と言うより「持ちたくても持てない」と言った方が正しいかもしれません。 ファッションへの憧れはあるのです。 ただ、人並み外…

「消費期限」と「賞味期限」~あまり神経質になると

タイトルに挙げた2つの言葉、最近は明確な使い分けが推奨(?)されているようです。 「消費期限」とは、開封していない状態で、かつ表示されている方法で保存した場合、食べても安全とされる期限のこと。ゆえに、期限を過ぎたら食べない方がよい。これに対…

「~って言うか…」を連発する人

人と対話する時のあいづちの打ち方には、それぞれの個性が出ます。 ひたすら「うん、うん」と黙って聞いてくれる人もいれば、「それはよかったね」と言葉をはさみながら共感してくれる人、「そうなんだぁ。それで?」と先を促してくれる人… どういう形であれ…

「ちょっといいかな?」は、ちょっとでは済まない

仕事上のコミュニケーションは、改めて言うまでもなく非常に重要な要素です。 デスクワークの場合特に、「いかにうまく話をするか」が仕事の出来栄えを左右するとも言えます。 営業の現場で、あるいは大切な会議・打ち合わせなどで、なにかしらよろしくない…

「ありがとう」が言えない

「近頃の若いモンは…」とボヤく内容ではありません。 自分自身の話です。 お店で買い物をする時。 デパートでもスーパーでも、飲食店でも美容室でもコンビニでも、「お店」では会計のあと、従業員はほぼ間違いなく「ありがとうございました」の言葉を発しま…

「最も〇〇な〇〇の一人」?

日常会話ではあまり使用されることがありませんが、TVや活字メディアにおいてけっこうな頻度で使われると感じるのが、タイトルに挙げたこの表現です。 たとえば、 「最も優れた研究者の一人」。 「最も美しい女優の一人」。 対象は人物に限りません。 「最…

「普通に」おいしい?

昨日の「〇〇すぎる」の延長です。 文字で示すと「普通に」ではなく、むしろ「フツーに」の方が近いでしょう。 バラエティー番組での食レポでは「フツーにおいしい」が蔓延、街角インタビューでも一般人が「フツーにかわいい」が連発しています。 文脈からす…

「〇〇すぎる」

形容詞を強調する副詞的表現には、さまざまなものがあります。 たとえば、以前も触れましたが、私としてはもともと関西発と認識していた、「非常に」「とても」を表現する「めっちゃ」は、「むっちゃ」「めちゃくちゃ」などと同様すでに全国区になっています…

クールビズの境い目

5月も終わり。 明日から夏服、いわゆる「クールビズ」になる会社も多いことでしょう。 (最近は、すでに5月から始めているところもあるようです) 確認すると、2005年環境省の呼びかけでこの言葉が生まれ、省エネ機運も手伝って「ネクタイやジャケット…

結構です?

この言葉、よくよく考えてみると「Yes」「No」双方の意味で使われるなぁと思い興味を惹かれたので、ちょっと調べてみました。 積極的な意味合いとしては、 相手に対する誉め言葉として、「結構なお品ですねぇ」「それはまた結構なことで」などと使われ…

人前で「お義父さん」「お義母さん」?

またまた敬語にまつわるエピソード。 普通のオトナならば、公の場で自分の家族を呼ぶ時、たとえば親であれば「父」「母」と言うのは常識で、いいトシをして「私のお母さんが…」などとは間違っても言いません。 ところが、結婚して義理の家族が生まれたとたん…

健在!「~になります」

コンビニやファミレスでの接客用語が「マニュアル敬語」として批判?された一時期があったように記憶していますが、最近はあまり話題にされなくなりました。 従業員がマニュアルに頼らない自分なりの表現を見出した、とはとても思えないので、世の中が「もう…

流行は作られるもの?

「この春は〇〇がハヤリ」。 〇〇には、主に身に着けるモノに関して、色や素材・形など、あらゆるものが当てはまります。 ファッションにはまったく疎い私の目にも、よく入ってくる情報です。 おしゃれに興味のある人たちにとっては、そこにアンテナを張るこ…

それは「入籍」ではない!

毎日のように聞かれる、芸能人の結婚報告。 それがニュースとして報道されるかされないかは、今回さほど問題ではありません。 気になるのは、彼らが会見の際「結婚」を報告する言葉として「入籍」を使う点です。 「結婚とは」「入籍とは」を論じる以前に、漢…

ウチの「ヨメさん」とは誰?

既婚男性は、自分の配偶者のことを紹介する時、どのように呼んでいるでしょうか? もちろんTPOによって変わりますが、一般的なのは「妻」「女房」「家内」「奥さん」「カミさん」「ウチのヤツ」など。 最近は「家内」にいない奥さんも多いですけどね。 そ…

「~しておられる」

日本語の敬語表現は非常に奥深いです。 これからも話題にするかもしれませんが、今日とりあげるのは、タイトルに挙げたこの表現です。 動詞を敬語表現にする時には、大まかに3つのパターンがあります。 ひとつ、「~れる」「~られる」。 ふたつ、「お~に…

ご丁寧!なアナウンス

最近、電車内での駅名案内は、最近録音音声によるアナウンスがほとんどです。 駅名・乗り換え路線のお知らせから英語バージョンまであり、初めての外国人観光客にも安心感を与えていることでしょう。 車掌さんによっては、その録音音声の後さらに肉声でのア…

「ほぼほぼ」

某モバイル会社のCMで、通信料の安さを宣伝するため「ほぼ」がキーワードに使われたことがありました。 この言葉自体は特に目新しいものではなく、以前から日常的に会話でも文章でもお目にかかっていました。 「ほぼ」は、「だいたいその値には近いが、ま…

「なので」

前に取り上げた「テンション」や「マジ」「カワイイ」は、正直ポジティブな印象はありませんが、若者言葉から発生した流行という認識はありました。 しかし、今日書く「文頭の『なので』」には、 「気が付いたらある日突然みんなが普通に使っていた」 という…

「ゆずり合って」いたら…

電車の座席によく貼られているシール。 「ゆずり合っておかけ下さい」の文字。 車掌さんのアナウンスで聞かれることもよくあります。 言葉の意味・真意はよくわかります。 しかしここで、なぜゆずり「合う」とするのでしょうか? 〇〇「し合う」とは、Aさん…

「とんでもございません」??

ビジネス上毎日交わされるやりとり。 「申し訳ございません」に対する「とんでもございません」。 これって、言い方としては(文法的には)どちらも間違っていると言われます。 「とんでもない」は「とんでもない」でひとまとまりの言葉。 その「~ない」の…

「好き」の反対は「きらい」ではなかった!

大前提として、「好き」の反対語は「きらい」が常識と信じてきました。 ところが、話はそう単純でないことに気づきました。 そう、マスメディアでもよく使われますし、皆さんの日常会話にもよく登場しているかもしれません。 「苦手」という言葉。 これが「…

「マジ」「ガチ」「カワイイ」「ムリ」

「ヤバい」のほかにも近年大流行(一時的な「流行」ではなく「完全定着」?)していると感じるのが、タイトルに挙げた4語です。 「マジ」あるいは「マジで」。 「非常に」「本当に」「心から」を言いたい時の、簡潔かつ非常に便利な表現。 「マジ?マジ?マ…

「ヤバい」は「ヤバい」

「テンションが上がる」の続きです。 もともと日本語でも、もともとネガティブな表現だったものが良い意味としても使われるようになったケースがあります。 その典型が、いまや誰もが知る「ヤバい」です。 これも辞書を調べてみました。 1.危険や不都合な…

「テンションが上がる」と、つらいのでは?

このタイトル、もちろんジョークです。 この言葉、世間で聞かないことがないほどに、完全に定着した感があります。 正確にはわかりませんが、せいぜいここ数年の傾向では?と感じます。 単に「アガル~!」も同じ流れでしょう。 何か「良いこと」が楽しい/…

花に水を「あげ」ますか?

日本語の敬語表現は非常に奥深く、会社の新人研修カリキュラムに「敬語の使い方」が今さらのように組み込まれていたりして、ニンゲン20年もやっていればそんなものは当然、と思ったりもしますが、ダメなようです。 特に「謙譲語」と「尊敬語」のとっさの使…

「めっちゃ」急上昇?

時代の移り変わりとともに、「非常に」を表わす言葉がどんどん変わっていくのを感じます。 日常会話の中で事象を強調したい時、英語でいう「very」を何と言うか…? 「とても」が一般的でしょうか。 (ただ、かつて「とても」は「全然」と同じように、否定の…