さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

言葉の使い方

そこは「爪痕を残す」じゃなくて「足跡を残す」だろう?…と信じているのだが

言葉は世につれ変わっていくもの。 ですから、何が正しいという絶対的基準などはないのでしょう。 それでも気になることは多々あって、「言葉の使い方」カテゴリーでも時々取り上げています。 そのひとつとして… 開設当初でほとんどアクセスがなかった時期の…

「漢字+ひらがな」の不自然?な熟語例。なぜ「障害」ではなく、あえて「障がい」と書くのか?

ニュースには、音声によるアナウンスをサポートする意味で「字幕スーパー」が併用されるのが一般的です。 たいていは読まれる原稿に沿った形で、または内容を要約して表示されるのですが、そこで気づいたこと。 通常「漢字」で書かれる熟語の片方が、あえて…

「呼び捨て」~スポーツ選手は実況中継で、有名人は日常会話で

日本語には、名前に付ける「敬称」が豊富にあります。 「~さん」「~様」「~殿」「~くん」「~ちゃん」。 これらを、時と場合によって使い分けています。 そんな中、敬称を付けないことが一般化しているのが、「スポーツ選手」と「芸能人等の有名人」です…

「イケメン〇〇」「美人〇〇」は、必ずしも「文句なしの褒め言葉」にはならない気がする

女性に対しての「美人」「美女」という言葉は、昔からありました。 最近はほとんど聞かれなくなりましたが、「べっぴんさん」などという粋な表現もありました。 しかし、男性に使う「イケメン」なるカタカナ言葉の歴史は、比較的新しいような気がします。 女…

「父兄」はNG。「両親」「父母」もNG。そして残った言葉が…

小中学生の頃、親が学校の行事に参加する機会はけっこう多くありました。 「PTA」という組織。 現在存続しているのか、何かしらの活動があるのかどうかわかりません。 ただし、役員に「選出」されると、親は定期的に学校の主催する会合に参加しなければな…

「きょうだい」にはいろいろなパターンがあるので、一律に漢字で書き示せない。兄弟姉妹で活動する芸能人は?

当たり障りのない世間話の一環として、家族のことを話題にすることがよくあります。 とは言え、それは条件付き。 先方から言われるのは別として、こちらから 「結婚していますか?」 「お子さんは?」 の質問をするのはタブーだと思っています。 結婚しない…

「いつかまた~」は、時として「もう二度と~」

生涯で出会う人の数って何人くらいなのだろう? そんなことを考えたことがあります。 名前もセットにして顔を合わせることを前提とした場合でも、幼稚園3年で(途中クラス替え含め)50人、小学校6年で100人以上、中学でも100人ぐらい… 以下学生時…

プロ野球の球団名~なぜ巨人の呼び名だけが例外なのか?

順当にいけば、今年ももうすぐプロ野球開幕の季節です。 私は特にプロ野球の熱狂的ファンではありませんし、シーズン中の順位などはほとんど把握していません。 しかし、幼い頃は地上波で巨人戦をほぼ毎試合中継していたので、特に意識していなくても、画面…

肩ひじ張らない親しみある敬語~関西弁の「〇〇してはる」。東海圏にも特有の表現が

敬語表現の奥深さ。 日本語の特徴でもあり、難しいところでもあります。 面倒くさい面は確かにありますが、そこをきちんと使いこなせることが素晴らしいとも思っています。 マナー講座や教科書的に紹介される敬語は、標準語をベースとしたものです。 たとえ…

ハヤリの食べ物。呼び名は「イメージ」勝負?

服飾品のファッション同様、グルメにも流行り廃りがつきものです。 特に「スイーツ」と総称される「お菓子」や洋物食品の世界で、その傾向が強いように感じます。 個人的に甘いモノは「出されれば食べる」程度で、あまり積極的に欲しいとは思っていません。 …

「マナー」「コンプライアンス」「ハラスメント」~守るべきルールの曖昧さ

仕事上でも、また日常でも、我々はさまざまな「決まり事」に従っています。 生活していく上での「ルール」が、そこには存在します。 その「ルール」は、「どの程度守らなければならない」ものなのか。 また、「どうすれば守ったことになる」のか。 時に、そ…

「もう(ダメだ)」と考えるか、「まだ(大丈夫)」と考えるか

コップに水が半分入っている。 これを見て、 「もう水が半分しか残っていない」 ととらえるか? 「まだ半分残っている」 と考えるか? 1万円のお金を持っていたが、5000円使った。 「もう5000円しか残っていない」なのか? 「まだ5000円残って…

「いまお電話よろしいですか?」や「要領を得ない留守録メッセージ」は、小さな時間泥棒

ビジネスシーンにメールが登場してはや四半世紀。 社内外共に、コミュニケーションの多くがメールで処理されるようになり、オフィスに電話の音がけたたましく鳴る光景は少なくなりました。 それでも、各自のデスクに置いてある固定電話がなくなることはあり…

聞くたびに気になってしまう、定番化しているお正月シーズンの「二重表現」。ほかにもたくさん

私が「言葉の使い方」カテゴリーで触れている記事は、「本来はこういう意味合いだった」という前提や解釈があって綴っているモノがほとんどです。 しかし、かつて正しいとされていた言葉・表現も、時代に応じてどんどん変化していくもの。 「時を超えて絶対…

TELで大きな数字やアルファベットの綴りを正確に伝えるひと工夫

ビジネスに欠かせない電話コミュニケーション。 特に、数字(金額)やヨコ文字の固有名詞は注意深く、かつ正確に把握する必要があります。 紙や画面があれば、簡単に確認できること。 でも、頼りになるのが電話の声だけとなると、意外に意思疎通が思い通りい…

「マナー」にとらわれ過ぎると堅苦しく不自然になる。自然な心遣いで人付き合いはスムーズに

昨日「はてなブックマーク新着エントリー」掲載でアクセス急騰! 経験上その「効力」は1日だけ、と思っていたら、今日も昨日を上回る勢いのアクセス。 確認したら、アクセス元サイトに「スマートニュース」の文字が! これが、噂の「スマニュー砲」なのでし…

仕事上の会話に入り込むヨコ文字言葉12選

昨日の「鉄道相互乗り入れ」の記事が、ほぼ1か月ぶりに「はてなブックマーク新着エントリー」に掲載されました。 お読み下さった方々、ブックマークおよびコメントを下さった方々、本当にありがとうございました。 さて、本日のお話。 会社社会のグローバル…

深刻な悩み~手書きの日記帳をどうするか?処分するか?

「書くことが好き」の気持ちは、現在はこうしてブログで表現しているわけですが、ネットやワープロが普及する前は、文字の記録はもっぱら「手書き」でした。 そんな時代から、私は日々の思いを綴る習慣を持っていたのです。 きっかけは小学校に入って最初の…

初対面の人と話す時、スムーズに話が盛り上がるきっかけを持っている強み

公私共に、初めて会った人とどんな話をすればよいのか、迷うことってありますよね? プライベートであればともかく、仕事の場合は今後の取引に大きく影響してくる場合が多いので、付き合いも真剣にならざるを得ません。 印象が悪くならないよう、話題選びに…

日本人の姓名の多種多様さは、世界レベルではないか?

日本人の苗字ランキングトップは「佐藤」。 以下、鈴木・高橋・田中・渡辺(「辺」には複数漢字あり)と続きます。 ハンコが簡単に手に入る便利さはあるでしょうが、一方でクラスに同じ苗字の人がいて苦労した、そんな経験もあるのでしょう。 私も、ハンコ屋…

「呼び捨て・〇〇くん/〇〇ちゃん」で呼び合えた、かけがえのない交友関係

幼稚園の頃、友人とは「下の名前+ちゃん、あるいは愛称」付けで呼び合うのが普通でした。 愛称:下の名前が「たか〇〇」であれば「たかちゃん」、「かつ〇〇」であれば「かっちゃん」と呼ばれるように。 私も先生からそう呼ばれて、3年間を過ごしました。 …

常套句「よろしくお願い致します」の漢字使いは「よろしく」ないのか?

ビジネスシーンではトークの締めに絶対不可欠と言っても過言ではない、また日常会話でも非常によく使われるこの「よろしく~」フレーズ。 確かに、なにかと便利です。 英語文化圏では、このニュアンスを適切にひと言で伝えられる言い回しがありません。 日本…

「いくつに見える?」と尋ねられると、返答に困る

面と向かってあからさまに尋ねることがタブーとされる数字。 男性に対しては「収入」、女性に対しては「年齢」と言われます。 そのくらい、女性に年齢を尋ねることはデリケートなことなのでしょう。 もちろん、そんなことは常識以前の問題で、だからこそ年齢…

「ゼロ」と「零」は使い分ける意味があった。さらにもう一つの呼び名も…

ゼロ(Zero)と零(れい)。 数字で書くとどちらも「0」なので、単に英語と日本語の差だけで、両者に実質的な違いはないものと思って過ごしてきました。 しかし、厳密には両者には違いがあるようです。 「ゼロ」とは「皆無」、つまり「まったくない」の意味…

【200日連続更新を記念?して】再び考える~話し言葉に「とかとかとかとか」とか(!)があふれまくっている件

本日、200日連続更新に到達しました。 さて、日常会話で「~とか」が乱用されていることが、個人的に気になっています。 「日本語の変化(乱れ)」に人一倍敏感で、それがこのブログを始めるきっかけのひとつであったと言っても良いほどです。 以前も取り上…

「におい」はそんなにネガティブな言葉なのか?最近みな「かおり」に言い換えられているような…

例によって、主な「出典」はTVのグルメコーナーです。 食べることは生きることそのものですし、1日3食完全自炊を生活の基本にしていますから、料理に関する関心や興味、また必然性は、同年代の男性の中では高い方だと思っていますし、自分の中で「衣食住…

あっちもこっちも「イケメン」の大安売り

男女問わず、整った顔立ちの人を褒める言葉は数多くありますが、その中で近年非常に多用されていると感じるのが、「イケメン」という呼び方です。 女性に対してルックスの良さを称賛する場合によく使われるのは、「美人(美女)」や「可愛い」「キレイ」(ご…

「かける」と「あてる」の違いはわかったが、「なおす」は…

前にもお話ししましたが、私の社会人生活は関東・関西がほぼ半々で現在に至っています。 学校を出るまで、小学生時代の東北在住を除いては東京暮らし。 関西には遊びには行ったことがあったけれど、実際に住むのは仕事で転勤して、が初めてでした。 社会人の…

言葉が時代に取り残された呼び方、実体に合っていない呼び方

以前の記事で「パンツ」の意味が時代とともに変化したことに触れました。 モノの呼び名の変化は、特にファッションの世界で著しいと感じますが、それ以外でも時代の変化とともにどんどん変化します。 そんな中で、時代は変わって(進んで)いるのに呼称が追…

「キャスター」と「アナウンサー」はどこが違うのか?

最近ニュース番組で、進行を務める人を「〇〇アナウンサー(略して〇〇アナ)」ではなく「〇〇キャスター」と呼ぶ場面に多く出会うことがあります。 両者の違いを述べた某サイトの説明によると、 「アナウンサー」は、テレビ局のアナウンス部に所属する専門…