「ほぼほぼ」
某モバイル会社のCMで、通信料の安さを宣伝するため「ほぼ」がキーワードに使われたことがありました。
この言葉自体は特に目新しいものではなく、以前から日常的に会話でも文章でもお目にかかっていました。
「ほぼ」は、「だいたいその値には近いが、まだその域には達していない」場合に使われる語と認識しています。
限りなく近い「未満」ってことですよね?
この点が、大小どちらに振れても使える「約」「およそ」との違いではないかと思います。
ところが、数年前からここに「ほぼほぼ」が登場してきました。
意味・ニュアンスはなんとなくわかります。
カンタンに言ってしまえば、「ほぼ」が90%なら、「ほぼほぼ」は99%ぐらい?
あるいは、両者の区別はほとんどなくて、無意識に口をついて出ているだけなのかも。
上の世代でこの言葉が使われている感覚はあまりないので、やはりこれも「マジ」「ガチ」「ヤバい」グループの言葉なのかな、と思ったりしています。