「ゆずり合って」いたら…
電車の座席によく貼られているシール。
「ゆずり合っておかけ下さい」の文字。
車掌さんのアナウンスで聞かれることもよくあります。
言葉の意味・真意はよくわかります。
しかしここで、なぜゆずり「合う」とするのでしょうか?
〇〇「し合う」とは、AさんがBさんに何かをする、またBさんがAさんに同じことをする…
お互いに何かをし続けることを意味するはずです。
本当にゆずり「合って」いたら、二人とも永遠にゆっくり座れません(笑)。
ここは単純に「おゆずり下さい」で済む話だと思います。
そんなヘリクツはともかく…
そんなシールやアナウンスがほとんど意味を成していないのが、今の車内の実情だなぁ、とつくづく思います。
ただ、シルバーシートに座っている若い人が、一見しただけではわからない内部障害を抱えていたりすることもあるので、一概にけしからんとは言い切れないのも確かです。
個人的にいちばん「けしからん」座り方は、明らかに2人座れるシートの真ん中に座る人。
特に、ドアと連結部の間に4人掛けがある車両の中央部でよく発生します。
その結果、本来4人座れるところが3人で占められることになる。
ゆずるゆずらない以前の問題ですよね?
電車内で嫌われるマナーとして
「ヘッドフォンからの音漏れ」
「ドア付近での通路塞ぎ」
「混雑時に背負ったまんまのリュック」
等々がよく語られますが、私に言わせれば、座席にまつわるこの利己的で腹立たしい行為がワーストワンです。