「ありがとう」が言えない
「近頃の若いモンは…」とボヤく内容ではありません。
自分自身の話です。
お店で買い物をする時。
デパートでもスーパーでも、飲食店でも美容室でもコンビニでも、「お店」では会計のあと、従業員はほぼ間違いなく「ありがとうございました」の言葉を発します。
それに対して、自分はどう答えているだろうか…
知らず知らずのうちに、無言でやり過ごしてしまっているのではないだろうか?
その昔「お客様は神様です」が流行語になりました。
仕事では(特に営業職では)「お客様のために」を常に心がけなければ、商売になりません。
でも、日常生活において自分がお客様の立場になった時、お店側の「ありがとう」に対して無言なのではないか?
だとしたら、そんな態度はいかがなものか、と思いました。
本来なら、「買ってくれてありがとう」に対しては「提供してくれてありがとう」とちゃんと返すべきなのでしょう。
まさにギブアンドテイクです。
でも、正直照れくさくてそれをはっきり言えない自分がいます。
恥ずかしいことです。
最近、スーパーやコンビニでも、会計の際に最低限「はい」のひと言は伝えるように努めています。
それではまだ不十分なこともわかっています。
髪をカットしてもらった時は、自然に「ありがとう」と言っています。
銀行窓口(特に、椅子に座って手続に長時間かかる場合など)でも、同様に「ありがとうございました」が言えるようになりました。
自分がそう言われたら、うれしいに決まっているから…
ちなみに、不思議なもので、病医院にかかった時は例外が起こります。
立場上「お客様」であるはずの患者が「ありがとうございました」と言い、病院側は決して「ありがとうございました」とは言わない。
代わりの言葉は「お大事に」。
やはり、命がかかっていると立場が逆転するのでしょうか。