さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

ヴァイオリン奏者としての活動。オーケストラの「エキストラ」は、ドラマの「エキストラ」とは全然扱いが違う

このブログの「音楽カテゴリー」では、

「昔のヒット曲のプチ解説」「J-POP作曲」

に関する記事を多く取り上げていますが、音楽活動の「原点」はクラシック音楽としてのヴァイオリン演奏にあります。

 

アイキャッチ画像にもしている、小学生の頃から愛用の「マイ楽器」。

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現在ヴァイオリン奏者としては、ソロ活動をしているわけでもなく、また特定のオーケストラにも所属していません。

 

先日、勤務先でのイベントとして「社内ミニコンサート」の様子を記事にしましたが、あれはあくまで「余興」の一環。

本格的な活動のうちには入りません。

saewataru.hatenablog.com

 

しかし学生時代・社会人を通じて、オーケストラのステージとは何らかの形で関わりを持ち続けて来ました。


最近一番多いのは、正式団員ではないけれどメンバーのサポート要員としての「エキストラ」役です。

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 「エキストラ」という言葉。

今では、主にドラマの世界でよく使われますね。

 

通行人やスポーツシーンにおける観客など、多数の人々を撮影する必要がある際に募集されます。

その場合、確かにテレビ画面の一部にわずかに映る可能性はありますが、個人として認識されることはまずありません。

まさに「その他大勢」「背景」の位置づけです。

 

オーケストラの「エキストラ」は、これとはまったく事情が異なります。

 

「エキストラ」(クラシックのオーケストラの世界では、略して「トラ」と呼ばれる)は、正式団員と同じ衣装(黒礼服)を着てステージに立ちます。

同じ役割を果たします。

ですから、団員と同じように注目もされます。

観客側からは、「団員」と「トラ」の区別はつきません。

 

もちろん「本番」のステージに立つのですから、練習にも参加しなければなりません。

でも、少なくとも経験した限り、事前に決められたスケジュールにすべて従う必要はない。

自分の都合の付く範囲で、本番当日含め数回出席すればOKな場合が多いです。

過去のステージで演奏経験のある曲であれば、イチから参加しなくても弾くことが出来るので、なおさらです。

 

マチュアオーケストラの場合、演奏会のチケット収入より会場費や指導者(指揮者)の人件費等の経費がかさむため、実質赤字で運営されています。

メンバーは、「会費」を支払って活動しています。

言ってみれば「趣味」の世界。

習い事におカネがかかるのと同じです。

これに対して、「トラ」で参加すればそれらの負担はありません。

その点では、「エキストラ」というより「ゲスト」的な扱いと言えるかもしれません。

 

過去に、いろいろなコネクションで「エキストラ出演」をしてきました。

そのうち最も印象深いのは、大学時代に誘いを受けた「北海道演奏旅行」です。

この時は、「交通費およびおよそ10日間の滞在費・宿泊費がすべて先方持ち」というご褒美がありました。

 

saewataru.hatenablog.com

 

saewataru.hatenablog.com

 

saewataru.hatenablog.com

 

オーケストラではなく少人数のグループでも、エキストラ的なゲスト出演の機会はありました。

saewataru.hatenablog.com

 

楽器🎻は「ひとりで弾くのも楽しい」けれど、「みんなで合わせる」のはもっと楽しい!

また別の機会に、学生時代の部活をはじめ楽しかった思い出を振り返ろうと考えていますが、こうした体験を積み重ねるうち、「好きなことを仕事に出来たら楽しかったかも?」と考えることもありました。

でも、どの世界でも「仕事」となると話は変わって来ます。

 

何より「音楽で食っていくのは並大抵ではない」ことを、自分自身が一番よくわかっています。

それに今は、ブログに充てる時間が昨年から新たに増えて、仕事と音楽活動、その他プライベートを含めて「24時間をどう過ごすか」を必死にやりくりしている現状。

このくらいの付き合い方がちょうどイイのかな、と感じています。