ブログとの付き合いは「人生でおカネより大切な『時間』を有意義に使う」ことに本当につながっているのか?~愛読者の立て続けの「退場」に接して思う
昨年3月にブログを開設して以来、
「ブログ投稿日数:441日」
そして、
「投稿記事数:452」
が現時点での実績です。
ずっと「毎日連続更新」を目標に、書き続けて来ました。
それがまる1年達成できた時の記事です。
その後も、開設日からずっと「ブログ投稿日数」イコール「連続更新日数」に設定したかった。
しかし、その目標は「連続400日」であえなく途切れてしまいました。
直接の原因は、何年かぶりに見舞われた発熱を伴う「体調不良」によるものでした。
しかし、それ以外にもさまざまな要素がありました。
簡単にまとめれば、「ブログ活動継続」によって
- 自分の「生きる証」=「ライフワーク」とも言える音楽制作活動に充てる時間に影響が出始めていた
- 離れて暮らす大切な家族とのコミュニケーションが疎かになっていた
- 仕事中も、その日のアクセス状況や翌日のブログ記事探索に気を取られる「本末転倒の事態」に陥りかけていた
「これではいけない!」と、まさに「断腸の思い」で自ら目標を「途切れさせた」のです。
まずは身体的な「体調回復」。
精神面で今後のブログライフの見直しを図る。
さらに、音楽活動の軌道修正を行う。
そのために、2週間の「充電=休養期間」が必要でした。
当時は、「連続更新記録」も潰えたし、そのままフェイドアウトする気持ちもありました。
しかし、実はその時点で大量の「予約投稿記事」が蓄積されていました。
「せっかく書いたのだから、その分だけは公開して、それでネタが尽きたら『その時はその時』でまた考えよう」と内心思っていました。
そして、先月5日にブログを再開。
随時「予約投稿記事」を織り込み・修正しながら、今日が「連続投稿42日目」の記事になります。
上記のリンクでは、「限定的に活動再開」とタイトルを打っています。
この時点では、
「記事の執筆は『連続』にこだわらず、ネタを思いついた日だけでイイや」
そう考えようとしていました。
と言うのも、「休業」期間に、それまでブログ関連に費やしていた時間を想っていた時、
「人生において、おカネよりずっと大切な『時間』を、本当に正しく使っているのだろうか?」
と自問自答するひとときがあったからです。
ところが、実際書き出してみると、再び「書きたい衝動が山のように押し寄せてくる」のを感じるのでした。
純粋に、ただただ「自分は書くことが好きなのだ」という気持ちを再認識したのです。
このブログは、どこかのどなたかのように「貪欲に収益を目指す」ものにはなっていません。
稼ぐためのノウハウやテクニックを必死になって調査・研究することに時間をかけているブログでもありません。
「ブログでこんなに稼いでいます」の活動実績報告記事に書かれているのは、たいてい「華やかな面」だけ。
もし記事の内容が真実であると仮定しても、稼ぐためにどれだけの労力や時間をかけているかの「裏事情」「真の費用対効果」については、一切触れられていません。
ブログに限らず、何によって稼ぐにしても、短時間でラクな道などひとつもないことは容易に理解出来ます。
ですから、ブログに向き合う気持ちはきわめて「気楽」な立場でいられます。
「毎日連続して書いたからと言って、誰に褒められるものでもない」
「仕事ではないのだから、サボったからと言って誰に咎められるものでもない」
それでも、題材が思い浮かぶと、最初はその要旨をメモに書き留めるだけなのですが、やはり「文章としてまとめたくなってくる」。
それを繰り返しているうちに「予約投稿」記事が蓄積していき、連続更新…
現在そんな流れになっています。
やっぱり、好きなのです。
ただひとつ、ブログは「個人的な日記」とは異なり「不特定多数の読者の存在」が前提にあります。
読者の方々とのつながり=ブックマークコメントやスターを通じたつながりが、記事を書き続ける上で大きなモチベーションとなっています。
それがややオーバーヒートして、
ごくたまに記事が「バズる」と、そこにはネガティブなコメントもたくさん寄せられることがあります。
そんな状況をネタにしようと書き記した記事がまたバズり、個人的に執筆史上最高の反響を呼んだりもしました。
当初は、そうしたコメントに軽く傷ついたりもしましたが、最近はさまざまな意見を楽しめる余裕も生まれて来ました。
その意味で、これもまたモチベーションアップにつながっています。
ところが、一方で「悲しいイベント」も起こります。
長年記事の愛読者で、私の記事にも毎日ご訪問を続けて下さっていた「やまむu」さんが、昨晩の記事において、連続投稿500日を節目としての一時休業を宣言されました。
記事を拝見する限り「完全引退」ではないようですが、しばらく充電なさるそうです。
記事内容にあった「休業に至るプロセス」が、あまりにも共感できるものだっただけに、
「マイ・ブログライフを『勢いのままに』続けていて良いのだろうか?」
と再び考えさせられてしまいました。
さらに数日前の話ですが…
現在活動中の読者の中で最古参のお付き合いだった「ken-j」さんも、ブログ開設後450日以上の連続更新記録をお持ちになりながら、今月3日の投稿を最後に「先の見えない」充電期間に入られる、との連絡がありました。
日々の食事のように、毎日当たり前のように必ずやりとりをしていた大切なブロガー仲間が、ひとりまたひとりと表舞台から離れていく…
それまでのつながりが深く長かっただけに、非常に大きなショックです。
それでもありがたいことに、毎日この拙い記事を「楽しみにしています」と思っていて下さる方々、実際に必ずレスポンスして下さる方々がいらっしゃる…
それが、大きな支えになっています。
と同時に、
「ブログとこのような形で付き合うことが、本当に有意義な時間の使い方につながっているのだろうか?」
そんな思いもよぎります。
幸い「予約投稿」のスケジュールは相当先まで埋まっているので、表向きは「毎日元気に」過ごしていますが、そのウラで複雑な思いと闘っている「もうひとりの自分」がいます。