不眠。意識すればするほど眠れなくなる悪循環。自分なりの処方箋は
皆さんは、十分な睡眠がとれていますか?
実はここ数年、なかなか満足な睡眠が得られなくて困っています。
あっ、決してブログのせいではありません😋
まず、寝つきがあまり芳しくない。
それ以上に困るのが、目覚ましのセット時刻よりいつもかなり早く目覚めてしまうこと。
「早朝覚醒」という不眠の症状のひとつのようです。
加齢だけでは片づけられないほど、本人としてはけっこう深刻だったりします。
睡眠時間の理想として
「8時間は必要」
「いやいやそんなに要らない、5時間でも、もっと少なくても大丈夫」
などいろいろな意見があります。
結局「標準」などなくて、その人次第なのでしょう。
私自身は体感的に最低6時間ぐらい、できれば7時間は欲しいと感じています。
忙しい世の中では、それでもゼイタクなんでしょうかネ?
しかし実際それだけの時間が確保できるかというと、けっこう厳しいことの方が多いです。
朝出かける時刻、家に戻る時刻によって、自宅に滞在できる時間が計算できます。
そこから、食事・家事・入浴など生活に最低限必要な時間を差引き、その他の日課、たとえばこのブログに充てる時間を差し引くと、睡眠が充分な時間とれない事態もよく起こります。
疲れている。
でも、明日も忙しくなりそう。
早く眠りについて、明日に備えなければ!
そう思えば思うほど、焦ってしまうのです。
目が「さえわたる」などと自虐している場合ではない!!
「ストレスを感じたら、寝て発散する」という話を聞きます。
ところが、そのストレスが逆に不眠の原因になるのです。
全然解決策になりません。
寝る時はすべてをクリアにしなければと思いながら、今日やりきれなかった仕事のこと、明日やらなければいけないことを考えてしまう。
果ては、将来の漠然とした不安までも。
最悪なのは、暗い部屋でさまざまな「怖い話」を思い出してしまうこと。
考えてもどうにもならないことで頭が満たされてしまい、「意識のなくなる瞬間」を必要以上に意識して、寝付けなくなる…
そんな悪循環に陥ります。
平常心でいさえすれば、カラダが眠りを要求しているのだから、本来は自然に眠れるようになるはず。
完全に眠りについていなくても、ただ横になっているだけでも、カラダの疲れはかなりの程度取れる…そんな話も聞いたことがあります。
実際、寝不足でしんどいまま出かける日がある程度続いても、眠いなぁとは思いつつ、それですぐ倒れてしまうことはありません。
海外出張で昼夜正反対の時差を経験して、飛行機の中やホテルでほとんど睡眠がとれなくても、現地での仕事はなんとかこなしてきました。
時差ボケも、たいてい1~2日で克服できます。
けっこうカラダは持ちこたえてくれるものです。
とは言え、常に眠いのはなんとも気分が悪い!
要は気持ちの持ちよう。
理屈ではわかっているのですが、それが実践できれば苦労はありません。
混雑した電車の中で、人目もはばからず口を開けて熟睡している人。
多くの人が出入りするスーパー銭湯の休憩室で、いびきをかいて寝ている人。
心底羨ましく思います。
「爪の垢を煎じて飲みたい」とは、まさにこういう心境なのでしょう。
劇的な対応策があるわけではないのですが、日頃の心がけとして行っていること。
- 入浴後はすぐに寝る:少し時間を置いてからベッドに入った方が良いという説もありますが、今の時期は湯冷めしてしまいます。じっと体温が下がるのを待つ。
- 寝る直前はPCやスマホを見ない:脳が覚醒してしまって、絶対に良くないです。
- アルコールは飲まない:飲むのは付き合いの時だけ。自宅では一切飲まないようにしています。寝酒はかえって良くないと言われます。
- 「4・7・8呼吸」:鼻から4秒息を吸って、7秒間息を止めて、8秒かけて口からゆっくり吐く。これを3セットぐらいやると、カラダの中が浄化されたような気分になり、心が少し落ち着きます。
- 手足に意識を集中する:「手足の指先がだんだんあたたかくなる…」と唱えると、緊張感が解けていくような気がします。