さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

【懐かしい歌No.25】「海 その愛」加山雄三(1976)

その昔、映画「若大将」シリーズの主役として大活躍。

まさに、知らぬ者はいないほどのスーパースターでした。

私自身、真の全盛期は世代的に知りませんが、それでもその存在の大きさは感じ取れます。

 

歌手としても、「シアワセだなぁ」のセリフが評判を呼び、今でもトリスハイボールのCMソング(替え歌)として採用されている「君といつまでも」「お嫁においで」などの大ヒット曲を持っています。

 

リリースしている楽曲のほとんどは弾厚作ペンネームで、自ら作曲を手掛けています。

紅白にも17回出場。

 

今では、日テレ系24時間テレビのエンディングで「サライを歌うおじさんとしてのイメージが強いかもしれません。

80代を迎えた今も、精力的にステージ活動を繰り広げています。

 

数多くの彼の楽曲の中で、最も雄大さを感じさせるのが、このバラード「海 その愛」です。

 

イントロがなくいきなりスタート。

冒頭、ピアノ1本のバックで低音部から静かに始まります。

今どきの男性の歌では聴かれることのない超低音域で曲が続きます。

 

そして徐々に盛り上がっていくさまは、あたかも1隻の船が大海原に旅立っていくかのようなイメージを想起させます。

サビに入る直前「波の上を行こう」の部分、このスローテンポにして4小節の長さをノーブレスで歌う姿は、まさに圧巻。

 

ステージでも、ピアノの弾き語りで歌われることが多いです。

 

シングル盤はサビの繰り返しが続いて、演奏時間7分を超える大作に。

本格的に歌うにはかなりのカロリーを消費する楽曲ですが、今でもカラオケ愛唱歌リストからは外せない1曲になっています。

 

ところで…

実は、有名な芸能人の中で実際に「至近距離で会った」(偶然街で見かけた、ではなく)数少ない人物でもあります。

高校時代の文化祭に、なんと講演会のゲストとして登場したことがあるのです!

 

全校生徒が講堂に集合し、「信じられない招待客」との面会を待ちました。

学校側の策略(?)で、当日までゲストが誰かは明かされていなかったのです。

そこへ、スーパースターの出現!

みんな、一瞬歓声も出ないほど見とれてしまっていました。

 

そのいきさつを語り出すと、1つの記事では収まらなくなってしまうくらい長い話になりそうです。

そちらをメインの記事にした方が、むしろ良かったかもしれませんね。

いずれにしても、とにかくハンパないオーラが出まくっていたことだけは確かです。

 

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