本当に健康になれる?
「グルメ」と共に、番組で非常に頻繁に取り上げられるのが「健康法」です。
「グルメ」と組み合わされて「〇〇を食べると健康に良い」の流れはもはやテッパンです。
「〇〇」にはさまざまな食材が入ります。
人気番組で紹介されると翌日スーパーからその食材が消える、なんて話もありますから、TVのメッセージが本当だとすればそれなりの視聴者ニーズがあることになります。
しかし、似たような番組がこれだけ増えると
「流行りに乗ってるだけで、独創的な番組企画を考えようという気概があるのかなあ」
という思いの方が強くなってしまいます。
一方、純粋に運動面から健康法・ダイエット法を紹介する企画も、いろいろな面から掘り起こされてもう出尽くした感があります。
ストレッチやスクワット、ヨガ、ウォーキング、スイミング、呼吸法や睡眠法…その種類数知れず。
「1日〇分を何セット、〇週間で効果が出ます」
それだけ続けられる時間的余裕と根気をどう生み出すか?
そちらの方がむしろ気になります。
また、番組ごとに紹介される健康法はみな種類の異なるもの。
たとえば、味噌がカラダに良いと紹介する番組がある。
だからと言って、あまり食べ過ぎたら塩分をとり過ぎではないかと心配する。
それらを全部実践していたら、1日が何時間あっても足りませんし、果たしてイイのかワルイのかの矛盾と闘うことにもなりかねません。
結局、数あるメニューはあくまでも目安で、その中からピンときたものを自分で選ぶしかないのでしょうが…。
少なくとも私には継続する自信がありません。