日本一有名なスクランブル交差点。思い出いっぱいの街~渋谷
東京、特に23区内には駅ごとに「繁華街」があって、その集合体で東京という超巨大都市が出来上がっています。
そんな各駅の街。
それぞれ良いところ・好きなところがありますが、自分の中で一番なのは、おそらく「日本一有名なスクランブル交差点」を擁する街、渋谷です。
なぜハロウィン🎃になると、人はここに集まるのでしょうね?
なぜ「街角インタビュー」は、必ずここで行われるのでしょうね?
以前少し触れましたが、渋谷は東西に街が発展しています。
あの「ハチ公」のいる西口側は、道玄坂。
「ハチ公前広場」は、待ち合わせ場所としてあまりにも有名です。
人が多すぎて、さほど広くない「広場」なのに落ち合えない場合もあるほどです。
道玄坂方面には、東急百貨店本店や西武百貨店・丸井、さらにこのほどリニューアルオープンしたPARCOも含め、名だたるショッピングビルが林立。
109のオープンとともに、渋谷イコール「若者の街」のイメージが定着してしまいましたが、坂を上ってひとつ路地を入っていくと、新宿・歌舞伎町とはまたちょっと趣の異なる、ゴチャゴチャして猥雑な雰囲気のある飲み屋街が今も健在です。
対する東側の宮益坂方面は、プラネタリウムが象徴的だったかつての東急文化会館の跡地に高層複合ビル・ヒカリエがオープン。
それ以降、地下鉄ホームの移設なども含め「いつまで工事中なのか」と思うほど大規模な再開発が続いています。
そんな中、ヒカリエを上回るスケールの高層ビル・47階建てのスクランブルスクエアが昨年11月にオープンしました。
左側に見えるヒカリエがかすんでしまうほどの威容です。
1階から14階まではファッション関係のショップやレストランが入り、その上はオフィス棟になっています。
30フロア近くのオフィス棟が、この地に新たに出来上がったことになります。
このビル1棟だけで、何千人の人が働き、また出入りしているのでしょう。
最大の特徴は、マスメディアにも大きく取り上げられた屋上の展望台、「渋谷Sky」です。
入場料金2000円(Web購入だと1800円)を支払っても、一見の価値はありそうです。
残念ながら、まだ昇れていませんが…
まだまだ街の再開発は現在進行形。
渋谷の街並みも人の流れも、大きく変わろうとしています。
新宿・池袋・赤坂・青山・六本木・銀座・日本橋・上野・浅草…
挙げれば都心にいくつも違う顔を持った「街」があり、それぞれに遊びに行くことはあるのですが、渋谷は特に思い出深い!
それは、高校・大学・大学院と計9年間通学で使っていた「青春そのもの」のスポットだからです。
高校からずっと同じ学校だったため、ずっと渋谷を経由していました。
さらに社会人になってからも、東京にいる間はずっと渋谷駅を使っていました。
授業終わりの「飲んで歌って騒いで遊んで」は、いつも渋谷。
特に、このスクランブル交差点のあるセンター街・道玄坂サイドが拠点でした。
高校の頃は、制服の学ランをコインロッカーに詰め込み、私服に着替えて(なぜか?はさておき)遊びに出かけたりしていました。
大学時代は早い時刻に授業が終わるので、まだ明るいうちからグループで集まり、学生のくせにボトルキープしたお店に終電まで入りびたることもありました。
この交差点の真ん中で、飲み過ぎて前後不覚になった友人を抱きかかえたまま、別の友人と2人で自宅まで送り届けたこともありました。
バブル期に一世を風靡した「ディスコ」は、時に六本木に繰り出すこともありましたが、渋谷の店の方が馴染みでした。
道玄坂側は、若干のリニューアルを重ねながらも、かつての渋谷の面影を今に残していますが、反対側の宮益坂側は大規模な工事で、もはや別の街に生まれ変わりつつあります。
再開発自体は悪いことではないのでしょうが、昔の思い出がどんどんなくなっていってしまうようで、一抹の寂しさも禁じえません。