さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

沈着冷静だけでなく「感情を込められる」アナウンサーに、人間的魅力を感じる。「好きなアナウンサーランキング」からナンバーワンを選ぶと

一般論として、ニュース番組は

「楽しい」ものよりも「悲しい」もの

「軽やかな」ものよりも「深刻な」もの

が扱われるのが、使命であり宿命でもあります。

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「重いニュース」の中には、災害や事件・事故・訃報といった「悲しい」ニュースもあります。

 

まず「重大な悲しいニュース」を伝えて、そのあと少しホッとする話題を取り上げることもある。

おめでたい・明るいニュースのあと、悲しい話題に触れることになることもある。

いずれにしても、定められた時間のどこかに、報道番組としてそれを伝えなければなりません。

 

俗に「情報番組」と呼ばれる「半分ニュース・半分バラエティー的なオンエア枠においても、ネタ元は直前にオンエアしていた純粋なニュース番組と同じ。

「伝える人」と「伝え方」が変わっているだけであることが多いです。

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悲しいニュースを伝えた後であっても、カットが切り替わったとたんに

「では、次のニュースです」

と、ついさっきまでの出来事はなかったかのように、パッと次の話題をよどみなく伝えられることが、アナウンサー・MCに求められる本来の姿です。

それがきちんと出来てこそ、しゃべりの「プロ」。

 

しかし、原稿を読むのは「AIロボット」ではなく、あくまで生身の人間です。

読みながら、無意識に感情移入してしまう場合だってきっとあるはずです。

それが、生番組のひとつの演出的特徴でもあると思います。

 

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報道される内容のあまりの悲しさに声を詰まらせ、次の原稿がうまく読めなくなるアナウンサーの姿を見ることがたまにあります。

 

本来ならば、どんなニュースも正確に、かつ冷静に伝えなければならないのがプロフェッショナル。

でも、たとえ「プロとしてあるまじき」と言われても、「感情を込めた姿」を垣間見せるアナウンサーに、むしろ共感を覚えます。

 

おめでたくて楽しい話題の時に、笑顔を交えてしゃべる余裕の持てるアナウンサーも大好きです。

 

ニュース番組で取り上げられる素材は、どの放送局でもだいたい同じもの。

午前中も夕刻も、ほとんど時間帯がかぶっています。

それだけに、

「誰がどのようなスタンスで伝えるか」

が、チャンネル選択の大きなポイントになっているような気がします。

 

ちなみに・・・

オリコン調査による「2019年版好きな男性アナウンサー」ランキングがあります。

局アナは基本「会社員」で「芸能人」ではないのだから、ランキングすること自体に議論もありますが、とりあえずそれはさておき・・・

 

第1位    羽鳥慎一 フリー

第2位 青木源太 日テレ

第3位 武田真一 NHK

第4位 伊藤利尋 フジ

第5位 高瀬耕造 NHK

となっています。

 

「人気アナウンサーのテッパン」である安住紳一郎アナは、「殿堂入り」しているようです。

アナウンサーとしてだけでなく、もはや「お笑いタレント」(!)としても絶品です。

saewataru.hatenablog.com

 

文春オンラインでも同様の調査をしています。

第1位 安住紳一郎 TBS

第2位 羽鳥慎一 フリー

第3位 桝太一  日テレ

第4位 武田真一 NHK

第5位 高瀬耕造 NHK 

 

当然好みはありましょうし、担当番組を見ている・いないの差が大きいのかもしれませんが、個人的には

「すべてのニュース番組で最も権威がある」と言って過言でない

「NHKニュース7」

のメインキャスターを長年務めた武田真一アナを筆頭に挙げたいです。

 

「ニュースと言えばNHK」

「NHKと言えばニュース7」

その歴代担当者の中でも「アナウンサーの鏡」だと思います。

 

冷静さを保とうとしながらも、声を震わせてのアナウンスぶりに、グッと来ます。 

www.youtube.com

 

今回は男性アナだけを取り上げましたが、男女問わず「好きなアナウンサー」はいらっしゃいますか?