さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

「気象予報士」はどこへ?

ニュース番組では、必ず天気予報が流れます。

特に朝の時間帯は、同じ番組の中で10分20分おきに放送されます。

時間帯ごとに視聴者が異なることを意識した構成なのでしょう。

画面の片隅に、エリアごとの天気と降水確率・気温が常に表示されているものも多いです。

 

そういえば、「天気予報」という言葉がいつしか聞かれなくなりました。

たとえばNHKでは、「天気予報」ではなく「気象情報」ですよね?

もはや「予報」するものではない、ということでしょうか?

 

ここで登場するのが「気象予報士」。

第1回の試験は今から25年前の1994年に行われたそうです。

TVに登場し始めたのはもう少し後でしょうか?

 

この気象予報士、数ある資格試験の中でもかなりの難関とされています。

しかし、(やや語弊がありますが)晴れて資格を取得した「気象のプロ」に関する天気の詳細な解説が、日常生活にとって果たしてどれだけ必要なのか、と素人の私には感じられるのです。

 

気象のプロならばプロなりに、人によって異なる予報が出ても良いのではないか、とも思えます。

しかし実態は、どの番組を見ても情報は一緒。

つまり、「元ネタ」は気象庁が発表したモノでどれも同じ、それをどう「解説」するかの違いなのではないか、と。

そして、番組改編期ごとに気象予報士も変わってどんどん新しい人が登場しますが、彼らがアナウンサーのように「会社員」でないとしたら、番組を降板した後どうなるのか、ちょっと気になります。

きっとTVだけではなく、資格を生かせる活躍の場があるのでしょうが…。

 

個人的には、本日「雨が降るか降らないか」「最低気温と最高気温はどのくらいか」の情報があれば十分です。

週間予報とやらも必ず発表されますが、1週間後のその日になって予報通りだったことはまずありません。

結局直前にならないとわからない。目安にさえならないように感じます。