ブクマ新着エントリー⇒スマニュー⇒再新着エントリーの「3日連続砲」で改めて思う。「書く」ことに自由でありたい
「二度あることは三度ある」!
こんなことはもう起こらないと思うので、今日はこれについて思うところを書きます。
12月9日、はてなブックマーク新着エントリーに掲載。
続いて12月10日、「スマニュー砲」到来。
そして12月11日、再びはてなブックマーク新着エントリーに。
「はてなブックマークエントリー」は、大前提としてブックマークをいただかないとできません。
最低「3 Users」で掲載されているケースもあるようですが、それより多くブックマークされても、新着エントリーに載るとは限りません。
どういうメカニズムで記事が選ばれ掲載されるのか、わかりません。
ただ、ここに載ると注目度が急拡大し、アクセスが一定期間(ほぼ1日中?)一気に増すことはわかります。
この3日間、噂の「スマニュー砲」の洗礼をはさんで2回立て続けの新着エントリーで、アクセス数が急増しました。
月曜日に載って、わずか2日後の水曜日にまた載るなどまったく想定していなかったので、本当に驚きました。
Googleアドセンスとのつながりも、イメージ的に少し実感できました。
こうなると、次に来る流れは通常
「注目されるには」「アクセス数を増やすには」どうすれば…
になります。
より多いアクセス数を「目的」として、「実用的な」内容の記事を目指す…
素晴らしいことだと思います。
ただその一方で、アクセス数は、自由に書いたことの「結果」であると考えたい気持ちが強いのも事実です。
自分の心のままに、自由に書きたいことを書いて、それが「結果」に結びつくのであれば、こんなに幸せなことはありません。
しかし、アクセス数という形で体現される「読者の嗜好」と「自分の書きたいこと」が一致する、あるいは同じ方向性を持つことは、通常難しいものです。
「自分の書きたいこと」は、往々にして自分本位でわがままなものです。
そこで、アクセス数獲得を「目的」として、記事を「顧客」である読者に「寄せていく」考えが湧いてきます。
問題は、その「ニーズ」の捉え方です。
これがお店であるならば、「お客のニーズ」に合わせる商品を揃えてこそ商売になるわけですから、ごく自然で納得できる考えです。
でも、ブログにもその発想をそのまま持ち込まなければいけないのでしょうか?
もしもアクセス数を「目的」にすることによって、自分がブログを通して実現したいことの方向性を変えなければならなくなるとしたら、と考えると、「そうまでして…」の気持ちになってしまいます。
また、具体的に何のテーマを書けばそのニーズとやらに合うのか、役に立つのか?
絶対的な正解はありません。
あくまで私の場合。
アクセス数を目指そうとして(もっと生々しく言えば「稼ごうとして」)…ばかりを突き詰めると、ブログは「第二の仕事」になってしまいます。
そこには当然ストレスが付きまといます。
自分自身のブログには、「書くことによって自分の心を整理する」という大きな目的・役割があるはずなのに、これでは本末転倒甚だしいです。
私のブログで、2つ具体例を挙げます。
ひとつ、毎週土曜日は「歌の日」と決めて、はやり歌の連載をしています。
自分の人生にとって「音楽」や「歌」は、切っても切り離せないものすごく大きな存在なので、正直「読者のニーズに合わせる」ことは二の次にしてしまっています。
読者の方々の中で「こんな古い(あるいはマイナーな)歌、生まれてなかったから(ヒットしなかったから)知らなかったけど、さえわたるの紹介で初めて聴いてみたらちょっとイイかも?」と思って下さる方が1人でも2人でもいらっしゃったらラッキー!の気持ちで送信しています。
幼い頃からの演奏活動に伴う猛練習のせいで、音楽を聴くと「ただ聴くだけではなく、いろいろ分析する」のがクセになってしまっているため、曲の構成やコード進行など、鑑賞するにはどうでもいい情報であっても、解説として書き加えたくて仕方なくなるのです。
ですから、記事に文章のコメントがつくと、特にうれしいです。
そしてもうひとつ、我が街・東京も含めた「全国旅行記」も定期連載しています。
旅行って、出かける前はワクワクして、旅している最中ももちろん楽しいものですが、私にとっては、写真やお土産品だけではなく自分の文章で書き残しておくことによって、いつまで経ってもかけがえのない思い出になるものなのです。
そう思って、ブログ上では自由気ままに書いていました。
そんな中、思いがけなく旅行サイトからのスカウトがあり、「商品として」「読者に寄せた記事」を書くことになりました。
ライターとして評価されたことは望外の喜びでしたが、一方で記事が「市場価値を持つ商品」になったとたんに、当然ながら「書くことへの責任」が伴ってきます。
ブログで気ままに書いていたはずの旅日記が、時間のみならず精神的負担をも伴う「大仕事」になりました。
「文章書きが仕事になる」「読者に寄せた記事を書く」ことの大変さを、身をもって味わった瞬間でした。
これらを以ってして考えると、やはりアクセス数を「目的」とだけ位置付けた行動はとれそうにありません。
なかなかうまく言い表せませんが、純粋に「書く」という行為に自由でありたい…
あえて「読者ニーズ」との接点を探すとすれば(少しキザな言い方ですが)、私の記事が読者の方々にとって「日常を暮らす上での、物事を見る上での『心の実用書』の一助になれば」と。
それが、この3日間で改めて新たにした思いです。
今日からまた「通常モード」の営業になります。
この3日間、良い夢を見させてもらいました。
コメントを下さった方々には、心から感謝しています。
ありがとうございました。