さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

<速報>コロナでも肺炎でもなかった!真剣に「人生」まで考えた3日間

昨日まで数日間、記事は予約投稿で対応していました。

先週水曜日以来、ブログのページは開くことが出来ていませんでした。

 

火曜日午後から、胸の奥の方に痛み。

と思ったら、その日の夜から急に39度台の高熱が出ました。

saewataru.hatenablog.com

私も人並みに、年に1~2回はちょっとした風邪を引くことはあります。

しかし、実のところここ10年以上「熱」というものを出したことがなかったのです。

発熱した、という事実だけで、正直かなり慌てました。

 

まもなく全身に、言葉で表現しようのない「倦怠感」が訪れました。

身体じゅうが凝り固まってしまったかのように、身動きがとれなくなりました。

立っていられない。

視界がぼやけてきました。

 

翌朝。

体温は(健康時であっても)、通常朝方が最も低く、午後から夕方にかけて上昇します。

ところが、この日は朝からすでに38度台の熱!

 

「世の中が通常の時であれば」

ためらいなく、近所の病院に駆け込むところです。

しかし、先週までニュースを見ながら

「病気を治すために行くのが病院なのに、今行ったら逆に感染して病気になってしまうかも」

との思いが。

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「我が身の緊急事態」になっても、病院に行くことをためらっている自分がいました。

それ以前に、病院側で患者を受け入れてくれるのかどうか?の不安もよぎりました。

 

でも、いずれにしてもこのままでは、熱には勝てそうもない!

 

通常なら徒歩5分もかからないかかりつけのクリニックまで、這うようにして向かいました。

すると入口には

「発熱の方は院内に入らず、電話連絡下さい」

の貼り紙が。

 

「ひょっとして診てもらえないのだろうか?」

にわかに襲ってくる不安。

早速連絡し、現在すぐ前まで来ていることを伝えます。

 

電話越しに簡単な問診があった後、表の出入り口と異なる「勝手口」に呼ばれ、そこで無事ドクターの診察を受けることが出来ました。

 

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典型的な「町医者」のクリニックでしたが、大きなサイズの「アイシールド」と医療用マスクでの「完全装備」態勢でした。

 

その日は、とにかく高熱をなんとかするための解熱剤。

「熱は、カラダがウィルスと闘う防御反応なので、ムリに下げてはいけない」

とよく言われるのは理解していますが、さすがにここまで上がるとツライ!

ほかにも抗生物質やら咳止めやら、数種類の薬が出ました。

 

本当は、ずっと横になって安静にしていなければならない状況です!

 

ところが、ニンゲン「食べなければ」生きてはいけない。

当然、食べ物が必要。

しかし、それを用意してくれる人は、家にはいない…

フラフラの状態であっても、食材の買い出しのためスーパー・コンビニには出かけなければならないのです!

ふだんだったら、次の買い出しまで数日間生き延びるために、何をどれだけ買い置けばよいか、反射的に頭に入っているのに、それさえ考えられない。

 

それでもなんとか買ったは良いけれど、今度は肝心の「食欲」がまったくない!

ベッドとキッチンの距離が「永遠」のように見えて来ます。

 

病気になった時、家族と離れての「ひとり暮らし」は本当に、本当に、本当にツライものです。

 

良くなるためには、まず「睡眠」。

ところが、本当に具合が悪いと「眠る」ことさえ容易ではない。

「眠る」にも体力が必要であることを痛感します。

 

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こんなコンディションで横になっていると、いろいろ「良くないこと」がアタマをよぎります。

 

濃厚接触していないけれど、どこかで感染してしまったのか?

このまま良くならないのだろうか?

不自由な入院生活を強いられることになるのか?

いや、それ以前の問題として、病院で受け入れてくれないのではないか?

重症化したら?

ひょっとして、誰にも気づかれることなく…?

などなど。

 

真剣に、これまでの「人生」にまで考えが及んでしまいます。

 

木曜・金曜も、ほぼ同じ状況。

金曜の夜になって、ようやく少し食べ物を受け付けるようになってきましたが、それでもまだまだ。

 

処方薬の切れた昨日、クリニックを再訪問。

 

結論としては、ラッキーなことに

「コロナ」ではありませんでした。

そして、そもそも「肺炎」でもありませんでした。

 

初診の時に、PCR検査ではないのですが、一般的に「肺炎かどうかを調べるキット」を使っての検査があり、その段階で「肺炎の所見はない」との診断が出ていたようです。

 

この間、ブログライフについてもいろいろ考えていました。

開設してから1日も休んだことがなく、3日も閲覧しなかったのは初めてのことでした。

 

悶々とした気持ちで横になりながら、

「こちらから訪問や返信が出来ないのに、『毎日継続』にこだわるあまり、『予約投稿』で自分の記事だけアップし続けるのは、いささか虫が良すぎる、自分勝手な行為ではないか?」

と悩みました。

 

それでもその間、こんな私を見捨てることなくご訪問下さり、ブクマコメントや本文コメントで温かく励まして下さった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございます。

 

現在、これを書いているのは土曜日の夜。

「回復度」は7割ぐらいの感じです。

先ほどまで「ブランク」の間の皆様の記事を見落としのないよう訪問したつもりですが、抜け落ちがありましたらお許し下さい。

 

これから、ムリのないようにボチボチ回復を図っていきます。