【ググっても出て来ない?】親の苗字を名乗らず活躍する「芸能界の2世」たち~俳優編・ミュージシャン編・タレント編
政界と並んで、芸能界は「世襲」の世界です。
2世タレントが山のように存在しています。
しかし、そのほとんどは「親の七光り」と言われるように、「〇〇の子ども」ということでしか存在感を発揮出来ていないことが多いです。
「親と同じ苗字の芸名」によって、ようやく世の中に認知してもらっている面が大きいように思います。
そんな中、親が同じ芸能界で活躍していながら、あえて親と同じ苗字を名乗らずに活動していて、かつ相応の知名度を維持している役者・タレントの一部を挙げてみました。
ちなみに、「親と違う苗字の芸名」でググってみても出て来ません。
あくまでアタマの中で思い浮かぶ範囲限定です。
もちろん、彼らも親のコネがまったく影響していないはずはないでしょうが、名前だけからでも「七光りからの脱却」の意気が感じられるようです。
<俳優編>
【加山雄三】
父親は「元祖・二枚目俳優」(イケメンと呼ばれる時代ではなかった)上原謙、母は女優・小桜葉子です。
【寺尾聰】
父親もまた、往年の名俳優・宇野重吉です。
【佐藤浩市】
こちらも名俳優、戦後の映画界をリードしてきた名優・三国連太郎の息子です。
本名同じ。
「ド直球」のシンプル芸名です。
【中井貴一】
元祖「二枚目俳優」と呼ばれた佐田啓二(アニメ映画でも朝ドラでもない、元祖「君の名は」の主人公)の息子です。
彼も本名同じです。
【田村正和】
父親は歌舞伎役者の坂東妻三郎。
【寺島しのぶ】
男だったら歌舞伎役者だったのでしょうが、演技派女優として広く活躍しています。
【杏】
言わずと知れた渡辺謙の長女です。
同じ俳優の道を歩んでいますが、苗字を名乗らず女優として活躍しています。
思わぬ形で「時の人」になってしまいました。
【松たか子】
歌舞伎も一種の芸能界ではありますが、違うフィールドで女優だけでなく、20年以上前から紅白歌手としても活動。
近年の「アナ雪」でまたブレイクしました。
【工藤夕貴】
「ああ上野駅」のヒットを持つ演歌歌手・井沢八郎を父に持ちます。
アイドル歌手としてデビュー、今も女優として良い味わいを出しています。
【杉咲花】
若手実力派女優として多彩に活躍中です。
【新田真剣佑・真栄田郷敦】
千葉真一の長男・次男。
兄はもはや人気若手俳優のひとり。
弟も昨年ドラマで一躍知名度を上げました。
彼らは同じ俳優界(歌手の顔も持ちますが)での親子関係ですが、音楽界にも似た現象があります。
<ミュージシャン編>
【宇多田ヒカル】
デビュー時には、往年の個性派歌手・藤圭子の娘であることは取り沙汰されていませんでした。
音楽性も異なりますし、親の名を借りずとも十分活躍しています。
【神田沙也加】
当初は母・松田聖子と同じ歌手デビューをしたものの、親の存在が大きすぎて「普通の2世タレント」になりそうだったところ。
苦節数年、いまや映画やミュージカルなど独自の路線で存在感を示しています。
【降谷建志】
Dragon Ashとしてデビューする際、七光りと言われるのを避けるために、父・古谷一行と同じ「ふるや」ながら、あえて違う漢字を名乗りました。
<タレント・その他編>
【高島彩】
元フジテレビアナウンサー。
父親は俳優の竜崎勝ですが、ほとんど「2世色」はありません。
【matt】
巨人軍・桑田真澄の息子ながら、モデル・タレントに進出して話題に。
本当に活躍しているのかどうか、今後どこへ行くのかわかりませんが、とりあえず「桑田」を名乗ってはいません。
【IMALU】
両親の話題しか振られないタレント…のような気もしますが、今でもテレビにはコンスタントに顔を出しています。
【秋元梢】
モデルとして活躍中。
元大横綱・千代の富士の娘ですが、フィールドがまったく違うだけに「七光り」を利用して現在があるわけではないですね。
【すみれ】
石田純一と、二番目の妻である松原千明との間に生まれ、主にモデル・時にタレントとしてテレビに出ています。
【紅蘭】
草刈正雄の長女。タレントとして活動しています。
芸能界にはそこそこ詳しいつもりでいましたが、「親の苗字を使っていない」のキーワードでいざ挙げようとすると、たくさんいるようで意外に探すのが難しかったです。