仕事上の会話に入り込むヨコ文字言葉12選
昨日の「鉄道相互乗り入れ」の記事が、ほぼ1か月ぶりに「はてなブックマーク新着エントリー」に掲載されました。
お読み下さった方々、ブックマークおよびコメントを下さった方々、本当にありがとうございました。
さて、本日のお話。
会社社会のグローバル化が叫ばれて久しい昨今。
それと共に、職場でのコミュニケーションの場で、普通に日本語で言えばいいのに、やたらカタカナを多用する人たちを見かけます。
当初は、長期の海外赴任経験を終えて国内に戻ってきた人たちや、社外で「外資系コンサルタント」の肩書を持っている人たちとの会話に特徴的に見られると思っていました。
しかし気づいてみると、いつしかそうしたヨコ文字言葉がごく日常に聞かれるようになっていました。
そして、いつしか自分自身もごく自然にそうした言葉を使っている…
もはや解説は不要なものばかりと思いますが、よく登場するモノのごく一例を挙げれば、
「アジェンダ」
もともとは「計画」「予定表」という意味らしいですが、「会議の議題」という意味で使っています。
「エヌアール=NR(ノーリターン)」
外回りの人のスケジュールを書くホワイトボードが壁に掛けられていて、「今日は外出先から直帰します」という時に、この2文字がよく書かれています。
「コンセンサス」
取引先との打ち合わせで、同意を得る時によく使います。
「コンプライアンス」
これはビジネス会話というより、社会一般に広く浸透した言葉になりました。
日本語では「法令順守」と訳されることが多いですが、単に法律やルールを守るだけではなく、倫理的要素やマナーも対象とされます。
「ジャッジ」
物事を判断し、意思決定する時に使われます。
「シェア」
当初「この重要案件は関係者間でシェアします」と情報共有の意味合いで使っていましたが、今は食べ物を取り分ける時などに、普通に使われていますね。
「タスク」
仕事や個別の業務一般を指し、「本日のタスクは終了しました」のように使われています。
「バジェット」
予算のことを呼びます。
「プライオリティ―」
優先順位のこと。
「ブレスト」
少人数で新しいアイディアを出し合う話し合い。
「ブレーンストーミング」の略です。
「ボトルネック」
阻害要因の意味。
「何がボトルネックで仕事が停滞しているのか?」のような使い方をします。
「リスケ」
リスケジューリングの略で、打合せの時刻を変更・再調整する場合に使います。
以上、確かにカタカナにすることでカンタンで呼びやすくなる用語もありますが、なぜわざわざカタカナにしなければいけないのか?と思うものも中にはあります。
かつての勤務先では、(自分の職場ではありませんでしたが)外国人が本部長として着任したとたん、日本国内なのに会議資料からメールに至るまでがすべて英語に。
日常の会話でもそのトップが絡む場合は英語で行う、という悪夢のような光景が繰り広げられていました。
それを考えれば、このくらいのカタカナは気にならないレベルかもしれません。