さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

【懐かしい歌No.22】「冬物語」フォークローバース(1972)

もはや「超懐メロのカテゴリー」に入るかもしれないこの曲。

 

この年(1972年)、ちあきなおみが「喝采」(いつものように幕が開き~)を歌ってレコード大賞を受賞。

当時レコード大賞と並ぶ音楽賞であった日本歌謡大賞は、小柳ルミ子瀬戸の花嫁」が受賞しています。

郷ひろみが「男の子女の子」、森昌子が「せんせい」でデビューし人気を博した年でもあります。

 

この歌は、同じ時期に放映された同名のテレビドラマ「冬物語」(主演:浅丘ルリ子)の主題歌でした。

目立ったヒットではありませんでしたが、クラシック色の強いストリングスのイントロ(クラシックの中でも特に古典的な「バロック音楽」のイメージが再現されています)から始まり、今では珍しいAメロ・Aメロ・Bメロのシンプルな構成に乗せた美しいメロディーラインとハーモニーが印象的です。

 

コード進行にも、古典的なクラシック音楽の手法が見え隠れしています。

クラシックの世界では、CメジャーやGマイナー7などといった「コードネーム」での呼び方はありませんが、現代の音楽と同様「和音」の概念は当然存在します。

 

今でもカラオケにしっかり入っていますから、それなりの知名度はあった歌なのだと思います。

毎年この時期になると、「冬の定番ソング」として必ず歌う1曲になっています。

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