さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

【番組紹介】現代のヒットチャートに必死についていく情報源「CDTV」

CDTV」=Count Down TV。

TBS系で土曜深夜(日曜午前)1時台に、なんと26年以上の長きにわたってオンエアされている音楽ランキング番組です。

週末とは言え深夜まで起きている自信はとてもないので、定期的録画予約をして日曜日の朝に見るのが習慣になっています。

毎週の放送は知らなくても、毎年大晦日に紅白が終わった午後11時45分から朝まで「CDTV年越しライブ」が行われていることで、ご存知の方もいらっしゃるのでは、と思います。

 

毎週40位から1位までのシングル、およびアルバム・DVD・着うたダウンロードなどその他の週間ランキングを1曲あたり数秒間ビデオで紹介。

その他の時間は主に、1組のアーティストをピックアップした「アーティストファイル」や、毎回2~3組が登場する「ゲストライブ」で構成されています。

 

以前のシングルランキングはオリコンCDランキングをベースにしていたので、毎週独自にチェックしている「ORICON」サイトのランキングとほぼ一致していました。

ところが、2年ほど前から「CDTVオリジナルランキング」と称して、ビルボードジャパンのチャートを基本に、配信サイトダウンロード数やSNSメンション数も織り込まれるようになったため、発売前の楽曲やアルバム収録曲・洋楽がチャートインすることも多くなりました。

いずれにせよ、歌番組が少なくなった今、ワンフレーズずつながら現在のヒット曲の動向を音源と共に確認することが出来る、貴重な情報源です。

  

ただ、毎回ランキングの中身を追っていると、チャートに登場するアーティストのほとんどを知らないことに気づかされます。

最も印象的なのは、アニメ番組のオープニング・エンディングテーマとして紹介される(MVもアニメで歌い手画像がない)歌が非常に多いこと。

アニメ番組に触れる機会がないため、40位までのうち何曲チャートインしていても1曲も知らない、なんてことがよくあります。

ほかにも、インディーズ系かと思われるバンドだったり、AKBグループではない謎の女性集団アイドル(ここも決して「ソロ」ではない!)、韓流アーティストもチャート内で健在。

幼い頃には、スポンジのようにメロディーも歌詞も自然に吸収・記憶していたヒットソング。

今は頑張って意識的に努力しないとまったく馴染むことが出来ず、「必死についていく」存在に変わってしまいました。

 

そうまでして見る必要がなぜあるのか?と思われるかもしれません。  
自分自身歌作りを手がけ、今後もオーディションに関わっていくために、最新のトレンドは情報として知っておく必要がある…
そんな目的もあるのです。

 

今年も「紅白」の出場歌手が発表される時期が近づきましたが、最新チャートにランクインしている歌や歌手が登場することは少ないでしょう。

昔は「歌は世につれ、世は歌につれ」なんて言葉がありましたが、世の中と歌はますますかけ離れたものになっていきます。

 

「流行り」と言えば、先ごろ「新語・流行語大賞」の候補が発表されました。

しかし、ラグビー関係ばかりで個人的にピンと来るものはあまりありませんでした。

国民的な流行の衰退は、歌に限ったことではないのでしょうね。

「命を守る行動を」や「闇営業」のように、いくら多く使われたからと言って、笑って振り返ってはいけない言葉がノミネートされているのも疑問です。

 

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