つくば・つくば・ひたすらつくば~全都道府県旅行記・茨城県
東京から地理的に身近な関東地方の6県。
手軽にちょっとしたお出かけスポットを見つけ、乗ったことのない鉄道を使うのもひとつの楽しみとして、頻繁に出かけています。
しかし、そうした「お遊び」のイメージが個人的に一番乏しいのが、茨城県です。
ある調査によれば、全国47都道府県の魅力度調査で、2013年以来6年連続で最下位となっているとか。
やはり、観光地としてはインパクトが弱いのか…
水戸の偕楽園やアントラーズのお膝元・鹿嶋市にある鹿島神宮、奈良の大仏よりはるかに大きい牛久大仏、自然の景勝地として名高い袋田の滝など、探せば楽しそうなところはいくつか出てくるのですが、残念ながらあまり印象は強くありません。
私にとっての茨城県は、ただひたすらに「つくば」一色です。
もちろん、遊びの旅行ではなく出張で、です。
つくば研究学園都市には何十回行き来したことでしょう。
豊富な土地を背景に大規模な研究施設の数々が並ぶ姿は、さしずめニッポンのシリコンバレーとも言える壮観ではあります。
しかし、およそ観光で出かけるところではなさそうです。
あの「つくば万博」が開かれた会場が近くにありますが、現在は記念公園となり、これといった見どころもありません。
(そもそも、見物する時間的余裕もない)
あえて観光と言えば、遠い昔家族ドライブで筑波山に出かけた朧げな記憶がある程度です。
そのつくば、「つくばエクスプレス」の開通によって、都心からのアクセスは格段に向上しました。
地上へ出ると、都心を走る各線とは比べ物にならないほどの特急並みのスピードで、新興住宅地と田園の交じり合った風景の中を走り抜けます。
終点のつくば駅まで最速で45分。
これなら十分に通勤圏です。