さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

バラエティー番組の「エンドロール」が超スピードな件

1年に数えるほどですが、映画館に出かけることがあります。

短い時間ながら、あの暗闇の中でささやかな非日常を味わえるのは、かけがえのないひとときです。

エンディングのあと、キャストやスタッフ名、ロケ協力地などが延々と紹介されるエンドロールが終わるまで、席を立つ人はほとんどいません。

あの時間も含めて、作品の余韻に浸りたい気分になります。

 

一方、私にとって日常生活のひとコマであるTV番組でも同様に、エンドロールが流れます。

ドラマの場合、番組の冒頭あるいは最後に、ある程度の時間の余裕をもって流されますが、気になるのはバラエティー番組の場合。

番組終了の数十秒前になって、ナレーターやスタッフ(音声・照明・美術・衣裳協力からプロデューサーに至るまで)など「関係者」の名前を示す文字が、画面下部の右側から左側に向かって「ものすごいスピード」で流れます。

とても目で追い切れるスピードではありません。

一瞬でも気にしたら最後、眩暈がしそうになります。

 

そもそも一般視聴者は、そうした裏方さんひとりひとりの名前まで興味を抱かないのが普通と思われます。

それでも、彼らの名前を番組中に紹介しなければならない何かしらの「ルール」がきっとあるのでしょう。

「裏方さん」たちへの謝意をこめる気持ちもあるのかもしれません。

 

しかし、番組企画の紹介文字やスタジオゲストのワイプ、彼らの発言を逐一再現するテロップなどで、ただでさえ四角い画面の上下左右が覆われて観にくくなってしまっている昨今。

それに追討ちをかけるとしか思えない、あの超スピードのエンドロールの文字の流れは、「目の毒」以外の何物でもない。

何とかならないものか…