生きがいにしている「歌作り」の裏側
「ライフワーク」と呼ぶのはおこがましいですが、自分自身人生の大きな支えにしている歌作り。
これまでCD化された作品もいくつかありますし、現在でも独自にiTunes StoreやYoutube配信などを通じて作品の発表を行ってはいますが、前提として仕事や生活がありますから、ほんの「道楽」程度。
好きなことだけやって食っていけるほど、世の中甘くはありませんね。
とは言え、自分の曲が世の中に知られるヒット作になることは「一生続く夢」でもあります。
作曲者が自分の作品を世に出す標準的なルートは、プロダクションやレコード会社にさまざまなルートでコネを作って、作品の注文がもらえる関係を構築すること。
その際窓口になるのが、各レコード会社に所属している「ディレクター」と呼ばれる人たちです。
我々作り手は、そのディレクターに対して「売り込み」を行い、そこで認められれば歌手の新曲候補になり、何十・何百曲もの候補作の中からシングルやアルバム収録曲が選ばれることになります。
言葉にすればカンタンですが、何もなしにそうした制作現場の人たちとの関係を作ることは出来ませんし、仮に面識を持てたとしても、現場で実際の作品を選抜の俎上に乗せる可能性は極めて低い…
それが現実です。
これまで、自分なりにさまざまな方法でトライして来ましたが、現在主として行っている活動は、ディレクターのいる制作現場とコネのある組織に属し、そこに寄せられる注文に応じて作品をプレゼンする、というスタイルです。
(間接的なチャレンジになりますが)
いま所属しているのは、「日本作曲家協会」という団体です。
現在活躍中の作曲家の多くが、ここに所属しています。
2002年に、作品の審査や面接を通過し、会員となりました。
そして、そこで毎年企画・実施される歌手の新曲募集コンテストに参加し、チャンスをつかむべく奮闘しています。
芸能界でよく聞かれる「オーディション」と同じで、非常に狭き門ではありますが、可能な限り続けていきたいと考えています。
日本作曲家協会で制作されたCD関連の話にも、後日触れたいと思います。