家庭・職場で存在感が激減?したFAXがいまだに健在な場面
20年ほど前、我が家の固定電話はFAX兼用でした。
一般の電話機より横幅が3倍ぐらいある直方体で、受話器の横にFAX受信用のロール紙がセットされるようになっていました。
紙質やインクは、現在お店のレジでもらうレシートと似ていて、折り曲げる、あるいは年月が経つと、インクがにじんで読み取れなくなるものでした。
ネットやケータイの普及とともに、家の中から固定電話自体が消えました。
現在、紙媒体の情報を相手に送りたい時はメールのファイル添付で事が足ります。
家庭でFAXを使う必要性はまったく感じなくなりました。
仕事の場ではどうなのでしょう?
かつて家庭用と同様ロール紙スタイルのFAX専用機が使われていた記憶がありますが、現在はコピー・プリントアウトとの複合機としてFAXの送受信をしているのが普通かと思います。
A4サイズの普通紙でOKなので、だいぶ使い勝手は良くなったと思いますが、そもそもFAX自体の使用頻度が家庭同様激減したと感じます。
もちろん、職場によってはFAXでしかやりとりの出来ないこともあるのかもしれませんが。
そんな中、今でもFAXが健在なシーン。
それは、芸能界で今でもよく見られる「お知らせ」FAXです。
「報道関係各位」と称され、代表的なのは結婚・出産といったイベントですが、マスメディア報道に対するコメントも含め、FAXで発表される場面が多くあります。
一斉送信するならメールでも可能なのに、なぜFAXなのか?
(最近は「公式ブログ」とやらでの発表も増えてきましたが)
ちょっとした素朴な疑問でした。