【懐かしい歌No.9】「手紙」ペドロ&カプリシャス
1971年、ペドロ(日本人です)をリーダーに、女性ヴォーカルと男性6人により結成されたバンド。
今もソロ歌手として活躍する高橋真梨子(当時:高橋まり)は、2年後に加入した2代目ヴォーカルです。
その1973年に、「ジョニーへの伝言」および「五番街のマリーへ」が大ヒット。
「ジョニーへの伝言」は、数多くのヒット作を輩出した作詞家:阿久悠が、後に「自分の作品の中で最高の出来」とまで自己評価する、ドラマ性の高い傑作になっています。
これら2曲も「超懐メロ」として世間からはもう忘れられてしまっているのかもしれませんが、このシリーズでは、知名度は低いものの「隠れた名曲」と思うものを発掘しているので、今日も別の曲を取り上げています。
2曲のヒットから3年後の1976年に発売されたのが、この「手紙」です。
別れた男性からふいに手紙が届き揺れる女心を、壮大なバラードに乗せて歌っています。
高橋真梨子の声が若い!
「手紙」という言葉自体、現代ではもう死語に近いかもしれませんね。
作曲はすぎやまこういち。
1960年代に活躍した沢田研二が所属したザ・タイガースやザ・ピーナッツのヒット曲のほとんどを手がけ、ガロの「学生街の喫茶店」、2000年に島谷ひとみがリバイバルヒットさせたヴィレッジシンガーズ「亜麻色の髪の乙女」などの作者ですが、後年あの「ドラゴンクエスト」シリーズの作曲を担当したことで知られています。