【番組紹介】「モニタリング」は、悪質でないドッキリ番組
先月触れたように、木曜日の夜(早く帰れた日や休めた日)は7時から必ず「プレバト」を見る。
そして、番組が終わったかと思ったら、間にCMをはさむことなく(最近では一般的なやり方になっていますが)いきなり次の番組がスタートする…
それが「モニタリング」(TBS系、午後8時~)です。
(毎週2時間はさすがにもたないので、別のスペシャル番組が放送される場合もあり、本日も放送はありません)
番組内容をひと言で言ってしまえば、「一般人を対象にしたドッキリ番組」です。
芸能人ももちろん出演しますが、「ドッキリにはまる」ターゲットではなく、仕掛け人側になることが多いです。
通常ならありえない場所に有名人が現われる。
同じく、「家族の知人が芸能人だった」というこれまたありえない設定で、一般人が驚く。
そして、その反応を披露するものです。
有名アスリートが老人に扮して登場し、一般人の前で徐々にその実力を開放していくシリーズもあります。
(最近は企画に無理があってか、あまり見かけませんが)
ドッキリとはまったく無関係ですが、ただやりとりが面白いという理由からか、料理愛好家・平野レミとDAIGO(ロックミュージシャンの方の)による「モニタリングクッキング」もレギュラー化しつつあります。
ドッキリには違いないのですし、番組ですから少なからず「やらせ」要素が含まれていることは承知です。
しかし、それに引っかかっている間、ターゲットとなった一般人は夢のような時間を過ごすわけです。
種明かしをされたあとも、イイ思いが出来たと素直に思えるでしょう。
(TVカメラの前でリアクションを撮られるのが好きか嫌いかの問題はあるでしょうが、オンエアされている時点で当事者にOKはとっていると思うので、その件については割愛します)
かつて「ドッキリカメラ」「スタードッキリマル秘報告」といった、芸能人をターゲットとして、今では考えられないような悪質かつ危険な罠をしかけて驚かせるドッキリ番組が、ゴールデン枠で毎週放送されていました。
TVに出るのが仕事のタレントなのだからそれも仕事のうち、と割り切るべきなのでしょうが、それでケガをしたり、恐怖体験が心から離れなくなってしまったりするケースも少なからずあったようです。
それに比べれば、モニタリングの各コーナーは「うれしいビックリ」で、安心してほのぼのと見ていられるものが多いです。
ただ一点だけ…
一般の人を対象にした「心霊体験」コーナーは、正直心配です。
ネタバラシされても、そのあと精神的なダメージを引きずるのではないか、と。