さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

【懐かしい歌No.4】「セプテンバー物語(ストーリー)」児島未散

今回は「知る人ぞ知る」(それもかなり限定的範囲?)シンガー、児島未散(こじまみちる)のデビュー曲を取り上げます。

 

父は俳優の宝田明、母はミス・ユニバース優勝の児島明子というサラブレッドとして、18歳だった1985年に歌手デビュー。

その5年後にリリースされた「ジプシー」を、代表作として知る方は多少いらっしゃるかもしれません。

 

残念ながら、このデビュー曲は大きくクローズアップされることはありませんでしたが(画像が見つかったのが奇跡的でした)、作詞は作詞家界の第一人者であるあの松本隆、作曲は主に80年代、菊池桃子およびオメガトライブの一連のヒット曲や上田正樹「悲しい色やね」杏里「哀しみがとまらない」中森明菜「北ウイング」等、多岐にわたる活躍をした林哲司というスーパーコンビですから、かなり力を入れた制作陣です。

 

タイトル通り、人影が少なくなった9月のシーサイドを舞台に、過ぎ去った夏休みの思い出が切々と語られる詞に「ザ・80年代」の透明感あるメロディーと奥行きのあるサウンドがマッチして、今でも「夏の終わりと言えばこの曲」として、まる覚えの歌詞とともに思わず口ずさむほど。

 

単なるアイドルソングとしてではなく、心に残る楽曲です。

 


セプテンバー物語 - Kojima Michiru