【懐かしい歌No.6】「メロディー」玉置浩二
1996年に発売。
1983年、彼がヴォーカルとして所属していた「安全地帯」が「ワインレッドの心」で世の中に出て、以降「恋の予感」「悲しみにさよなら」「碧い瞳のエリス」などのヒット作を連発します。
これらはすべて彼の作曲によるもの。
どこか童謡唱歌を思わせるような、懐かしさを覚える玉置メロディーが個人的に好きで、中でも86年に発表された「Friend」は、私が某カラオケコンクールでグランプリを獲得した曲ということもあって、今でも時々歌っています。
そんな中今回選んだのは、安全地帯が活動停止中彼がソロでリリースしたこのナンバー。
安全地帯としてのヒット曲は、作詞を別の作詞家が担当していましたが、ソロナンバーは彼自身が作詞・作曲とも手掛けている場合が多いです。
この曲もその例外ではなく、詞の切なさと優しいメロディーラインとがぴったりマッチしています。
今回シングルの音源ではなく、あえてステージ歌唱バージョンからベストと思われるものを探しましたが、「良い曲には派手なアレンジは不要」を改めて思い知らされるほど、冒頭シンプルな伴奏に乗せて語りかけるように歌う声が、そっと心に響いてくる気がします。
声質・声量・表現力…総合的に、男性ヴォーカリストとして自分の中ではNo.1です。