さえわたる 音楽・エンタメ日記

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全都道府県旅行記~宮城県

小6で東京に戻って以降、宮城県には意外に早く再訪の機会がありました。

高校1年の時の修学旅行先が岩手・宮城だったのです。

岩手県」編でもすでに触れましたが、平泉・中尊寺を見学したあと宮城県入り。

鳴子温泉で宿泊し、翌日は仙台市内でグループ行動、というコースでした。

この時は、県内の訪問地はこのだ2か所けでした。

 

当コラムに書いているような旅をしてみたい、そう思い始めて実際動き始めたのは、ずっとあとになってからのこと。

個人的な思い出の地、石巻にはその後ずっとご無沙汰状態でした。

ところが、あの「3・11」で、石巻の地名は(悪い意味で)一気に知名度が上がってしまい、かつて暮らした街がどうなってしまったのか、この目で確かめたい衝動にかられました。

 

忙しさの合間をぬってようやく時間がとれたのは翌2012年末、おりしもクリスマスイブの日でした。

石巻は、太平洋のすぐ近くに中心街や住宅地がある市です。

小学生時代にあった百貨店はとっくに閉店、ささやかながら存在していた繁華街は完全にシャッター通りと化し、クリスマスシーズンにもかかわらずまったく人影がありません。

当時住んでいた家は高台にあったため、ほとんど変わらぬまま(時間の経過で老朽化はしたものの)残っていたのですが、母校は海から1キロも離れていない場所にあり、「津波火災」(そんな気象現象があることをこの時初めて知りました)で全焼してしまっていました。

学区域だった付近の住宅密集地は津波で建物がすべてなくなり、見渡す限りの更地になっていました。

 

その様子は被災直後のニュースでも放映されており、2011年の紅白で長渕剛が廃墟となった母校の校庭から中継で歌ったこともあって、だいたいの様子はわかっていたのですが、やはり自分の目で確かめたかったのです。

校舎は、骨組みだけを残して1年半以上そのままの状態で放置されていました。

 

それからはや7年以上、それ以降訪れる機会はなく、どうなったかはわかっていません…