さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

「童謡」ソロコンサート 

 

私の作曲は主にJ-POPと呼ばれるジャンルが中心ですが、歌作りのパートナー、つまり作詞者によって、演歌・歌謡曲系になったり、唱歌風になったり、はたまた子供のための歌、「童謡」も作ったりします。

 

以前、創作童謡コンクールに入選して鳥取を旅したことに触れましたが、今日は純粋なコンサートステージのお話。

ある作詞家の方が、地元のホールを借り切って自分の作品の発表会を行いたいということで、作曲者および歌い手としてそのコンサートに出演したのです。

 

コンサートはトータルで2時間ほどだったのですが、そのうち30分程度が私の持ち時間でした。

その間は観客数百人を前にしてのソロコンサート状態になります。

主催者たるパートナーからは、歌う曲として共に作った曲の指定があるだけで、内容はお任せします、とのこと。

歌のBGMは自作の音源を流すとして、人前で歌うこと自体は過去のステージ経験でまぁまぁ慣れているからよいのですが、問題はその構成。

 

依頼された8曲全部歌っても、演奏時間は20分弱。

司会者も特に立てられていないので、その間はMC、つまりおしゃべりで埋めなければなりません。

これまではオーケストラの一員として無言で演奏するだけでしたし、歌のコンクールにしても決められた進行に乗っていればよかったので、この「間持たせ」ははじめての経験となりました。

 

観客には若干の歌作り仲間も駆けつけてきてくれたものの、大多数は知らない人ばかり。

ここに出演する経緯や自分のプロフィール、はたまた長身にまつわるエピソードなど、場をしらけさせないよう、ネタを考えてしゃべりました。

ある意味歌そのものよりも神経をつかったかもしれませんが、自分なりの「しゃべり」経験が役立ったところもあったかもしれません。

 

コンサートはおかげさまで盛会に終わり、終演後はロビーで観客との懇談。

当日用に準備したCDも50枚ほど販売、「本人がいるし、せっかくだから」と、なんとここでもサインを求められたりして、再びのにわかスター気分を味わうことも出来ました。