「創作童謡コンクール」出演旅行
おとといこの場でiTunes配信に触れましたが、作曲のジャンルはJ-POPに限らず演歌・歌謡曲も、また童謡・唱歌も手掛けます。
もう10数年前ですが、作詞パートナーのひとりからこんな誘いを受けました。
「鳥取県の『ふるさと音楽祭~創作童謡コンクール』作品募集の記事を見つけたんだけど、応募してみない?」
聞けば、県が主催者となって毎年おこなっているとのこと。
その頃はまだ童謡を意識した歌作りをしたこともなく、またコンクールに参加しても認められることなどないから、と思っていたのですが、
「もし上位作品に入賞すれば、現地鳥取で開かれる選考会に招待してくれる」
とのオイシイ話を聞き、宝くじを買うよりは可能性がありそうだし、何より元手がかからないのだからと、ダメモトで応募してみることにしました。
すると締め切り後1ヶ月、なんと鳥取県から「入賞」の連絡が入ったのです!
こんなことは一生に一度しかないビギナーズラックだと思い、喜び勇んで東京から鳥取・米子行き寝台特急の個室寝台を奮発して12時間の列車旅を満喫。
コンクール当日は、我々の作品をプロの童謡歌手(TVの「歌のおにいさん・おねえさん」経験者)が歌ってくれました。
この時は佳作でしたが、それまでまったく馴染みのなかった鳥取県を初めて訪れ、せっかく行ったのだからと境港や鳥取砂丘などの観光もして、大満足。
夢のような3泊4日のひとときを過ごしました。
この入賞に味をしめたわれわれ作詞・作曲ペアは、そのあとも毎年応募を続け、結局5回入賞。
その間、優秀賞や審査員特別賞もいただきました。
毎回県内で会場が変わるため、県内の4市(鳥取・米子・倉吉・境港)全てをめぐる旅行を楽しむことになったのでした。
そして、なんというご縁か、鳥取県とはその後も「歌のつながり」が。
(つづく)