「親守唄大賞」のソロステージ
オーケストラのバイオリン奏者としてのステージは、高校時代から数多く経験してきました。
NHKホールやサントリーホールなどの大規模なステージもあり、それはそれで感動的ではありましたが、いずれも「数十人の出場者のひとり」としての参加でした。
「ひとりで目立ちたい」自己顕示欲(!)は、ラジオ出演でかなり満たされた感がありましたが、ナマで人前に出て直に観客と相対する「ライブステージ」への憧れはずっとありました。
皆に見られるのはそれはもちろん緊張はしますが、それよりワクワク感・興奮の方が勝るタイプなんですよ。
そんな折、先日触れた「米子市の歌」や「南九州市民音頭」の時とはまた別の作詞パートナーから誘いがあったのが、「親守唄大賞」作品募集への参加。
「子守歌」ではなく「親守唄」、つまり年老いたり要介護となった親への感謝をテーマにした歌の募集でした。
コンセプトのユニークさもさることながら、さきの創作童謡コンクール同様上位作品は選考発表会の場に招いてもらえること、さらに今度は自身がステージで歌うチャンスがあることが大きな魅力でした。
応募作品のうち10作品に残り、1000人規模のホールで本選のステージに立ち、今度は自ら自作を独唱することになりました。
それだけでもめったに味わえない非日常体験でしたが、さらにグランプリまでいただけて大感激。
受賞後再度の歌唱でコンサートの最後を締めるという一番オイシイ場面の主役になれたことは、15年経った今でも忘れられません。
また、この曲で夢?のユーチューブデビューもしています。