さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

もう「ソロアイドル」は出ないのか~シリーズ序章

最近のヒットチャートの上位は、いわゆるAKBグループとジャニーズ系(プラス若干の二次元系)に席巻されている感があります。

特にAKBグループでは、いまも中心的存在のAKB48が、シングルを出すたびに初週でミリオンという記録を更新しています。

グループの中でも、かつての「地方版AKB」として結成されたSKE48やNMB48の勢力がやや衰え、当初「AKB公式ライバル」という妙な位置づけだった「都内版『坂』グループ」の乃木坂46・欅坂46プラス日向坂46が台頭しているという微妙な構造変化はありますが…。

 

いずれにせよ、通常寿命の短いアイドルながら(メンバーを変えながらも)10年単位で人気が維持されているのは、好き嫌いはともかく、大したモノだと思います。

 

ここで感じるのは、J-POPを長年聴いて来て(昔はJ-POPという言葉すらなかった)、生まれる前の歌や戦前の歌までカラオケで歌うほど慣れ親しむ中で、

「アイドルの呼び名はいつ誕生したのだろう?」

「アイドルはいつから(男女共に)グループ単位になってしまったのだろう?」

という疑問です。

 

昔はソロ、あるいはグループと言っても多くて2~3人単位でのデビューが当たり前で、「個人」のルックスや歌声をそれぞれ認識していました。

それが今では、ジャニーズなら5人以上、AKBでは10人20人単位での「まとめ売りアイドル」で、ソロではありません。

 

カテゴリーに名付けた「はやり歌」の世界は広すぎて、語り尽くせません。

現在でも歌が好きな人はいて、それぞれに好きなアーティストはいるのでしょうが、それは以前に比べて非常に「コア」なものになっている印象があります。

私がプロフィールの「好きなモノ」として挙げている「70年代80年代の邦楽」の時代のヒット曲は、(現在ほどメディアが多様化していなかったこともありますが)好き嫌いを乗り越え、当時世の中の誰もが知っていてみんなの脳裏に残る存在でした。

だからこそ、何十年を経た今も、「消耗品」ではなくしっかり残り、今なおCMソングに使われることも多々あるのではないかと思います。

 

この「70年代80年代」は、ちょうどソロアイドルブームが絶頂だった時期とも重なるのです。

ここでは自身の回顧録の思いも込めながら、幅広い「はやり歌」の世界を「ソロアイドルのデビュー年」という切り口で、他の話題を織り交ぜる隙間で随時語っていこうかと考えています。

アイドルと言っても、女性中心になるかと思います。

単純に「私がオトコだから」「女性アイドルの方が圧倒的に多いから」がその理由です。

 

あらかじめ私なりの結論をお話ししておくと、

「ソロアイドルの誕生は1971年、終わりは確定できませんが昭和の終わり1988年ごろ」。

別の話題も入れながら書いていくので長い連載になりそうですが、今後ともよろしくお付き合い下さい。