TV各局の「横並び」~夜編
年度末、レギュラー番組がほとんどなくなっています。
年度末に限らず、この頃なんと「2時間スペシャル」「3時間スペシャル」の多いことか!
楽しみにしていた「〇曜〇時はこの番組」の習慣が壊れてしまいます。
通常ベースだと、午後7時以降はたいてい「バラエティー枠」になります(9時以降は局によりドラマ枠が入る)。
この時間帯、各局それぞれ工夫をこらそうとしてはいますが、似たような題材を違う色付けしているだけに思える時が多いです。
トリビア的トピックスをクイズや講義形式などに加工はしているけれど、独創的なネタを生み出すのが難しくなってきている。
そこでひたすら「健康ネタ」「グルメネタ」。
(この2つについては、後日また述べたいと思いますが)
まさに、横並びの典型ですね。
各局横並びと思えるのは、その構成。
クイズ色番組の「回答者」あるいは講義色番組の「生徒」役の「ひな壇タレント」を多数置いている点においても、です。
あんなに何人も出演者が必要なんでしょうか?
それでオリジナリティーを出せているならいいのですが…
彼らの人件費が制作費をアップさせ、それがスポンサーの負担になり、変則細切れCMを生む原因のように思えてきます。
レギュラー出演者1人だけで1時間もたせるゴールデンタイムのバラエティー番組もあるだけに、この領域にも独自性追求の余地がまだまだあるように思います。