たかがエレベーターでこんなことまで考えてしまう、せっかちな自分の性格は治らない
都心では、20階・30階建ての高層ビルが林立しています。
そんなビルに、公私含め出かける機会がよくあります。
当然、目的地ではエレベーターを利用します。
主にオフィスビルでは、本格的な高層ビルになると「低層階」「中層階」「高層階」と行き先が3種類に分かれていて、高層階でも移動時間短縮のため、途中をパスして到着できるような設計になっています。
種類によるのでしょうが…
標準的なエレベーターの場合、カゴが「今何階にいるか」の階数と上下の矢印が、数字で表示されています。
それによって、今自分がいる階に近いのかどうか、おおよその想像がつきます。
ところが機種によっては(特に大規模なビルのエレベーターの場合)、階数表示がなく、何基かあるうちその階に近づいた1基のみドア横の表示灯がまず点灯し、ドアが開く直前になると「ピンポ~ン」の音と共に点滅するタイプのものがよくあります。
そうしたエレベーターを待っている間。
当たり前ながら、扉は閉まっている。
階数表示がないので、カゴが今どの辺りにいるか、近くのフロアにいるのか、知るすべがない。
いつ接近を示す表示灯が点滅するのか、わからない!
あとどれだけ待ったらよいのか、心の準備ができない。
駅のホームにだって、「前の駅」「前の前の駅」のように、列車の接近表示があるというのに。
仮に階数表示が見えていたところで、途中の階で乗り降りがあれば、その分到着するまでに時間はかかります。
階数を示す数字がパネルに表示されたまま、ずーっと動かないことだって、ごく当たり前です。
ゆえに、数字が見えたからと言って、別に待ち時間が短縮されるわけではないことはわかっているのですが…
こんなせっかちは、悪化することはあっても改善することは性格上なさそうです。
せっかちついでに、エレベーターがらみでの超自分勝手なお話。
10階建てぐらいの面積のそれほど大きくないビルだと、エレベーターが1基しかないこともよくあります。
長いこと待って、ようやく誰も乗っていないエレベーターが1階に下りてくる。
自分は10階に行きたい。
幸い、他に乗客はいない。
やれやれと「閉」ボタンを押そうとしたところ、立て続けに何人かが駆け込んでくる。
7階、5階、3階…
思い思いの階のボタンを押す。
ノンストップで「直通運転」できると思っていたのが、急きょ「各駅停車」になってしまう…。
自分は長いこと待って、先に乗ったのに…
AIか何かを搭載して、エレベーターが長く待っていた客の順番を察知して、10階・3階・5階と停車していってくれたらいいのに…
なんて、ありえないことを考えてしまいます。
仕事の時。
大事な訪問の時。
急いでいる時に限って、こういうことがよく起こります。