種目別プロアスリートの「寿命」。どのスポーツも「現役期間」は人生のほんの一瞬
オリンピックを前に、さまざまなスポーツやアスリートたちがメディアで注目されてきています。
どの種目でもトップアスリートになるには、天性の素質に加えて血のにじむような日々の努力、そしてトレーニングを可能にする環境(経済的側面も含めて)が必要です。
我々がふだん目にしているアスリートは、選ばれた者の中のそのまたほんの一部なのだ、と改めて思います。
オリンピック選手は基本はアマチュアで、どこかの実業団に属している場合が多いです。
めでたくメダリストとなって脚光を浴びる。
しかし、競技生活はいつか終わりを迎える。
どう「転身」を図るか?
そのまま、その道の「指導者」になる。
あるいは、タレントとして芸能界に進出するケースでは、引退後の姿を違う形で頻繁に目にする機会もあります。
しかし、それもこれまたほんの一部。
そうでない「普通の選手」はその後どんな生活をしているのだろう?と、ふと思いをはせます。
スポーツの世界はまずは体力勝負ですから、やはり「若さ」が一番の強みです。
華々しい「現役」でいられる期間は、通常数年から10数年程度。
人生の長さからすれば限りなく一瞬に近く、「その後」の方が圧倒的に長いはずです。
一度華々しく注目されて、「元・〇〇」として普通の平凡な生活感を持ち続けることが出来るのか?
種目によって、活躍できる期間も異なります。
それによって、「第二の人生」と呼ばれる時間も違ってきます。
たとえば、プロスポーツとして広く定着している「相撲」「テニス」「野球」「サッカー」「ゴルフ」で比べてみると…
もちろん選手による差が大いにありますし、「あくまで個人の見解」ですが、一般的に引退年齢で見た場合、
相撲<テニス<野球≒サッカー<ゴルフ
かな?と感じます。
力士は30代前半、
野球やサッカーは40歳がひとつの節目
になるような気がします。
ゴルフは全然詳しくないのでよくわかりませんが、比較的中高年のプレーヤーが健在です。
現役選手として長く活躍できるスポーツ、と言えるのかもしれません。
ここで気になるのは、元力士に「人生そのものの寿命が短い」人が多いこと。
他のスポーツプレーヤーは、もちろんガタイはイイけれど、あくまで一般人レベルにプラスアルファされた「イイカラダ」体型。
ところが、力士の体型はどう見ても「一般人」ではない。
体重が多い方が絶対的に有利な競技でしょうから、大抵の人は入門する前から太っている。
それをベースに、現役中は少しでも強くなるように無理な増量をする。
どんどん太ります。
絶対に肉体的負担がかかっていて、それが短命に結びついているに違いありません。
スポーツに限りませんが、「光」がある分、それと同様あるいはそれ以上の「影」もあるものですね…