身近にある古民家建築群・生田緑地~全都道府県旅行記・神奈川県その2
横浜市は、全国第2位の人口を誇る大都会。
大阪市が第2位と思われがちですが、実は第3位なのです。
と同時に、先日の記事でも触れたように、その街並み自体が観光スポットにもなっています。
もちろん、県内には横浜だけでなくたくさんの見どころがあります。
国内有数の温泉地・箱根も神奈川県。
湘南江の島も、県内では人気のあるエリア。
鎌倉一帯も、観光地として有名。
そして三浦半島も外せません。
いずれも都内からそう遠いわけではないのですが、個人的に上記の場所は何回も訪れていて、正直あまり「新鮮味」がない。
もっと近くて、かつ初めての風景を楽しめる場所がないか?
調べたところ、「生田緑地」という耳慣れない名称が飛び込んできました。
HPの案内によれば…
生田緑地は、1941年に都市計画決定された都市計画緑地であり、首都圏を代表する緑豊かな自然環境を有しています。
生田緑地には、クヌギ・コナラを中心とした雑木林や、谷戸部の湿地、湧水等の貴重な自然資源が残されており、かつての里山環境や、周辺の農地、樹林等と一体となった美しい風景が今に引き継がれています。
岡本太郎美術館、日本民家園、伝統工芸館、かわさき宙(そら)と緑の科学館、藤子・F・不二雄ミュージアム、春と秋に開苑するばら苑等の施設があり、さまざまな楽しみ方ができる場となっています。
とあります。
これはなかなか盛りだくさんで楽しそう!
新宿から小田急線に乗ってほんの20分ほどのところ、小田急線・向ヶ丘遊園駅からほど近く。
場所としては、川崎市になります。
全体は、確かに広大な森林公園になっています。
中には遊園地的な広場もあるのですが、何と言ってもここの最大の特徴は、敷地の中に点々と広がる「日本民家園」というエリア。
このような古い瓦屋根や、合掌造りなどの伝統建築が多数並んでいます。
一瞬にしてタイムスリップしたような気分を味わえます。
家々を辿っていく途中には、このような遊歩道もあります。
緑が深く、なかなかの趣です。
すぐ周辺にあるであろう都会の喧騒も、ここではまったく聞こえません。
今回はいけませんでしたが、付近には岡本太郎美術館や伝統工芸館なども併設されており、一日中いても飽きないほど施設が充実しています。
実際、まる1日コースのハイキングを目的に訪れたであろう家族連れで賑わっていました。
何より、都心からすぐ近くにこれだけの「緑」が満喫出来る場所があるのがうれしい驚きでした。