全都道府県旅行記~宮城県その2
宮城県は、実際に生まれた土地である熊本、育った東京に次ぐ第三の故郷とも言える場所。
前回触れた石巻(小学生時代の在住地)以外にも、大人になってから観光で訪れたスポットが県内にいくつかあります。
まずは秋保(あきう)温泉。
「仙台の奥座敷」として知られる温泉地で、仙台市内から山形方面にやや入った山の中にあります。
ある時仙台に出張に行った際のこと。
その時はちょっとだけ豪勢な出張だったため、通常なら駅近くのビジネスホテルに泊まるところを、秋保まで足を伸ばすことになりました。
仙台の街中から車で30分そこそこの近さなのに、秘境の地に来たような静けさ、緑の濃さに驚いたことを覚えています。
県内の温泉地というと鳴子温泉が有名ですが、アクセスを考えると秋保に軍配が上がります。
仕事がらみでなく、のんびり温泉に浸かることが出来たら最高ですけどね。
次に、日本三景のひとつ、松島。
石巻に住んでいた頃、休日には家族で仙台までよく出かけていたのですが、松島はちょうどその中間地点にあったため、途中で寄り道することも時々あり、個人的に身近な観光地でした。
海に文字通り松の木が多く植わった島々が点在する景色も見事ですが、湾内を巡る遊覧船に乗って海の上から島々を巡る方が、はるかに迫力があって素晴らしいです。
その知名度も手伝って、県内No.1の観光客数を誇る観光地になっています。
美しい景色を拝める個人的穴場が、金華山です。
県の東端にある牡鹿半島に浮かぶ小さな島。
石巻からJR石巻線でさらに東方向に向かうと、女川(おながわ)駅が終着駅になります。
ほど近くの女川埠頭から船で30分ほど。
山と海しかないシンプルな風景ではありますが、島全体が黄金山神社のエリアになっているせいか、美しい中にも荘厳な雰囲気が漂っており、私が行った際にはご利益を求めるたくさんの参拝客に出会いました。
アクセス的にはちょっと不便ですが、「手垢のついていない」良さがあります。