さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

【シンガーソングライター・さえわたるオリジナル作品 No.12 ひとり列車に乗ってあなたの待つ街まで~】「夜汽車」

オリジナル作品、12回目のタイトルは

「夜汽車」

です。

 

過去連載でも触れているように、楽曲作りには「詞先」「メロ先」の2パターンがあります。

  • 詞先:最初に歌詞があって、あとからメロディーを付ける
  • メロ先:最初にメロディーを作って、あとから歌詞をはめ込む

 

作詞パートナーがいて歌作りをする際、私自身の理想(希望)としては、先に自由にメロディーを作る方が正直やりやすいのですが、現実は7:3ぐらいで「詞先」=歌詞にメロディーを付ける形で出来上がっています。

これまでの音楽人生で、作詞家とたくさん付き合って来たので、歌詞を持ち込まれて曲付けを依頼されることは幸せだと思っています。

 

この歌は、作詞パートナーから依頼のあった「詞先」作品です。

これまでのレパートリーは、どちらかと言うと、

  • アップテンポよりスローテンポ
  • 明るい曲調より静かな(穏やかな・悲しい)曲調

に偏りがちでした。

 

そこで今回は、「前向きな明るさ」を意識しつつ、

「春の日差しの中、ときめきを抱きながら、愛する彼に会いに夜汽車に乗る主人公像」

を、「希望」を織り込んで描いてみました。

 

冒頭に入っているのは「ノイズ」ではなく、駅のプラットフォームの光景をイメージしたサウンドエフェクトです。

アレンジのリズムも、「走る夜汽車の疾走感」をイメージしてみました。

  

<歌詞>

教会の屋根越しに 青い海が見えたら

心の中でひとつ 汽笛を鳴らそう

流れゆく窓の外 春の花が咲いてる

心の中でひとつ 季節をめくろう

 

わがままは承知の旅ですから 振り返らない

今はただ愛する人の胸に 飛び込んで行く

ああ あなたの街まで あと30分

 

一枚の便箋を 強く抱きしめていた

心の中で父に 謝り続けた

滞る思い出が 滲みながら遠ざかり

夜汽車とともにひとつ 日付けを渡った

 

わがままは承知の旅ですもの 振り返らない

今はただ自分の思う通り 生きて行きます

ああ あなたの街まで あと15分

 

わがままは承知の旅ですから 振り返らない

今はただ愛する人の胸に 飛び込んで行く

ああ あなたの街まで あと15分

 

ああ 私の街まで もう15分

 

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