【左利きあるある】人口の1割しかいない「少数派」は、こんなにも不便を強いられている。左利きの有名人・偉人・芸能人は?
左利きの人は、全人口の約10%いると言われています。
かなりの「少数派」です。
私は、その少数派の一員です。
世の中のあらゆるものやシステム・考え方は、右利きを前提として作られています。
9割の人には体感出来ない
「左利きならではの『あるある』」がたくさんあります。
横書きのノートだと、手が汚れる
文字は、「左から右へ」書き進めて行きます。
これを左手でやろうとすると、すでに書いた文字の上を手が動くことになります。
結果、紙が汚れやすくなります。
英文字を左手で器用に書く英語圏の人々を時々見かけますが、同じ苦労があるのだろうと思います。
食卓に座る時、場所を考えないと手がぶつかる
食卓では、必ず机の左端に陣取るようにします。
そうでないと、このイラストの女性のように、箸を持つ手が隣の人とぶつかってしまいます。
「少数派」が配慮しなければならないのです。
自販機のコインが入れにくい
自動販売機のコイン投入口は、たいてい機械の右側についています。
身体をクロスさせて入れなければなりません。
ついでに言えば、めったに使いませんが「返却用レバー」も、左手では扱いにくい向きになっています。
自動改札機を通過しにくい
電車に乗る時は、必ず通過しなければならない改札口。
カードのタッチ場所は、改札ゲートの右側に設置されています。
仕方なく、その時だけカードを右手に持ち替えて通過します。
自販機同様、それ以上に身体をよじらないと、左手で操作するのはけっこう疲れます。
「左側に変えろ」とまでは言えませんが、今の技術があれば、エレベーターのボタン同様、両側に設置することぐらいは出来そうな気がするのですが・・・。
事務用デスクの引き出しの位置に困る
オフィスの事務机は、たいていこの形が基本。
椅子を置くスペースの右側に、引き出しが付いています。
つまり、出し入れは「右手で行う」ことが前提となっているのです。
最近は、引き出し部分にキャスターが付いてデスクと分離でき、自由に動かせるタイプのモノが普及してきて、だいぶ使い勝手が良くなりました。
サイドテーブル付きチェアが使えない
それでもなお困る「机・椅子」関係。
デスクを用意出来ない狭い会議室などで見かける「サイドテーブル」付きの椅子。
あれは100%、椅子の右側に脇机が付いています。
左利きの人は、あれをどうやって使えば良いのでしょう?
身近な日用品が、みな右利き用
はさみやバターナイフなどの刃物類が右利き用になっていることは、右利きの方には意識されていないかもしれません。
けっこう困るのが、ホテルのバイキングなどでスープをすくうために用意されている「おたま」。
全部円形にしてくれれば良いのに、このようにご丁寧に「注ぎ口」が付けてあります。
これを左手で扱うのは、案外大変です。
最近はあまり使う機会がありませんが、極め付きなのが「急須」。
右手で柄の部分を持って注ぐ。
やかんと違って、注ぎ口と90度の角度が付いています。
左手で使おうとすると、「手前側から向こう側へ」熱いお茶を注ぐことになり、危険です。
ねじ巻き用のドライバー。
これも、「右方向へ」締め付ける作りになっています。
左手でやろうとすると、逆回し感覚になります。
電球を取り換える時も、ねじ回しと同じ原理で、逆方向へ締め付ける感覚になります。
ねじと言えば、腕時計も一緒でした。
左腕につけて、リューズは「右手て右向きに」回すのが基本になっています。
握手の時、一瞬戸惑う
日本にはあまりないふるまいですが、西洋では初対面でもごく自然に行われる「握手」。
緊張していると、無意識に左手を出そうとして、とっさに右手を出し直すことがあります。
いったん左利きだと明かすと、質問攻めに遭う
- 「お箸はどっちなの?」
- 「ボールを投げる時は?打つ時は?」
- 「ペンを持つのは?」
- 「左利きの人ってアタマいいんだよね?天才肌っていうか・・・」
モノを扱うのが左手だと言うだけで、もうほとんど「絶滅危惧種」扱いです。
「どちらを使おうがこちらの勝手!」と内心思いつつ、その都度丁寧に対応する「忍耐力」が身に付きます。
同じ「少数派」の人にシンパシーを感じる
芸能人や有名人、過去の偉人などが左利きだと知ると、同じ少数派として共感を覚えてしまいます。
ちなみに、有名どころでは
<アメリカ大統領>
<イギリス王室>
- エリザベス2世
- チャールズ皇太子
- ウィリアム王子
<偉人・芸術家>
<男性芸能人>
<女性芸能人>
イギリス王室を見ると、左利きは「遺伝の一種」かとも思えます。
しかし、私の親も子供も、みな右利き。
「字を書く」ことだけは、昔の教育でムリヤリ右手に矯正させられましたが、箸や台所用品、スポーツ関係はみな「左」で行っています。