出張するとお土産が当たり前、そんな風潮は常識なのか
以前にも記事にしたように、仕事でしょっちゅういろいろな所に行っていることは、オフィスの同じフロアにいる人間は当然知っているわけです。
自分の考えすぎなのかもしれませんが、
出張に行くと、そのまま手ぶらでデスクには戻れない空気がある。
海外に出かけた時は、特に。
周囲の人間にお土産としてせめてお菓子1個ずつでも、という「無言の雰囲気」をひしひしと感じるのです。
中には、
「おぉ、さえわたるくん、昨日まで出張だったそうだな?」
と「有言の圧力」をかけてくる上長もいたりします。
もちろん、お土産を配るかどうかは「気持ち」の問題。
ないからと言って、あからさまに文句を言われるようないわれはありません。
でも、毎日顔を合わせているメンバー。
仕事とは言え長く席を外していながら、何も「アイサツ」がないのでは、こちらとしてもなんとなくやりづらいものです。
1回に何万円ものおカネがかかることではありません。
しかし、毎月のように出かけていて、その度に…
となると、正直結構フトコロには響きます。
また、お土産を配る範囲にも、気を遣います。
同じ部署の人間だけでいいのか?
同じフロアには、ほかの部署のメンバーもいる。
渡している姿は、当然彼らの目にも入る。
果たしてどこまで配ればOKなのか?
顔を合わせる人すべてを対象にしなければならないのか?
…と、これは日本に戻って来た時の話です。
その前に、もうひとつの「関門」がありました。
日本から海外の出張先に赴く際も、「お土産問題」があるのです。
海外では特に、日本から持って行ったお土産がとても喜ばれます。
現地の文化の要素もあるのでしょうが、私が着任する前から、社内でそういう「伝統」が受け継がれていた、と言った方が正しいかもしれません。
そこで、成田・羽田空港での待ち時間に、あわただしく現地向けのお土産を探します。
滞在中は、慣れない土地で仕事をしなければならないので、第一印象を良くしておくことは非常に大事。
ましてや、「お土産が大事」の話を事前に聞いていれば、ここで手を抜くわけにはいきません。
ただ、具体的に何にするか?
ひと口サイズでつまめるお菓子を探すのですが、あまりに「日本色満載」だと現地の人たちの口に合わない可能性があって、選ぶのがけっこう難しいのです。
結局行きも帰りも、お土産のことで仕事自体とは別の心配をしなければならない。
1回2回ならお互いに珍しく、またありがたいことでもあるのでしょうが、これだけ度重なると果たしてどうしたものか。
正直「けっこうツライ」という話でした。
同じような経験をお持ちの方はいらっしゃいますか?