さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

「野球・バレーボール」対「サッカー・バスケットボール」の決定的な違いは

カンタンすぎるクイズです。

代表的な球技。

「野球・バレーボール」vs.「サッカー・バスケットボール」。

この両者の違いは何でしょう?

 

試合の出場選手数の違いでもなければ、ボールの種類・大きさの違いでもない。

 

昔流行った(今もある?)「ある・なし」クイズ風に言えば、

「サッカー・バスケットボール」には「ある」。

「野球・バレーボール」には「ない」。

ちなみに、昨年ブームになったラグビーは、「ある」組です。

テニスやバドミントンは、「ない」組です。

 

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そう、「試合時間が決まっているか・いないか」です。

 

サッカー

前半・後半45分と決められています。

インターバルはたいてい10分、試合の展開によってアディショナルタイムも存在しますが、せいぜい数分。

トータルでだいたい2時間あれば、1試合が終わると前もって「計算」が出来ます。

バスケットボール

クオーターごとに、時間が定められています。

<高校生・大学生・プロ・国際大会>

1Qあたり10分、インターバル2分、ハーフタイム10分

<NBA>
1Qあたり12分、インターバル2分、ハーフタイム15分

4つのクオータープラスアルファでも、通常サッカーより短い時間でスピーディーに試合が終わります。

 

野球

同点時の扱い、プロ・アマによる違い、コールドなど細かい規定はありますが、基本的に表・裏9回は必ず戦う。

試合展開によって、9回が終わるまで何時間かかるか読むことは出来ません。

ここに挙げた4つの競技のうち、一般的に最も時間がかかります。

9回までで4時間・5時間かかることもざらにあります。

延長になれば、なおさらです。

 

バレーボール

第1~第5各セット、どちらかが25点(最終セットは15点)とるまで勝負はつかず、時間は計算できません。

ストレートで3セットまでで終了であれば早く終わりますが、フルセットまでもつれると長くなります。

以前の「1セット15点制でサーブ権のある時だけ得点」ルールの時は、もっと時間がかかっていました。

 

「制限時間がある」球技は、「時間が読める」メリットがあります。

一方、ある程度の時間で大差がついてしまった場合、試合終了前に「勝負あり!」になってしまいます。

たとえば、サッカーの1点は非常に重い!

後半40分を過ぎて2点以上差がついていたら、逆転は非常に難しいです。

応援しながらも、試合終了前に「あきらめ」ムードになってしまいます。

バスケットは点が入りやすいですが、それでも大差がついている場合、最終クオーターの途中で事実上勝敗が決まってしまう試合もあります。

 

「制限時間がない」競技は、野球なら9回まで、バレーなら1セット25点をとるまで、決められた「枠」を戦い切るまで、勝利の行方はわかりません。

「野球はツーアウトから」とよく言われますが、2~3点の差なら9回裏ツーアウトからでも十分逆転可能です。

バレーボールもリズムや波の影響が大きいので、連続ポイントをあげて逆転することがよくあります。

 

それぞれの競技をテレビ中継する場合に、延長時間を考慮しなくて良いという意味では、サッカーやバスケットボールはやりやすいですね。

 

昔、巨人戦を中心としたプロ野球が地上波で放送されていた頃。

ほとんど例外なく、「試合展開によって30分放送延長の場合あり」のおことわりがありました。

スポーツ生中継ですから、結果を見せることが最優先のシステムでした。

 

ですから、そのあとの番組を楽しみにしていた時など、延長されると小さな苛立ちを覚えたものです。