さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

漫才師・歌手・「快傑えみちゃんねる」のMC&オンステージ~「女帝」上沼恵美子

マスメディアでは関西中心の活動しかしていませんが、その知名度・影響度は全国区と言ってよい上沼恵美子

 

10代の頃から漫才師海原千里として、姉「海原万里」との絶妙なかけ合いで人気者でした。

 

当時17歳にして、この話芸とパフォーマンス!

現在につながる片鱗が、この頃からすでにうかがえます。

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結婚のため一時引退し漫才からは離れるも、その後上沼恵美子として復帰。

そして現在、関西でテレビ・ラジオの冠番組を複数持ち、名実ともに「お笑い界の女帝」と呼んで差し支えない堂々の地位を確立しています。

 

ヒット曲「大阪ラプソディー」で知られる実力派歌手でもあります。

幼い頃は、同年代の天童よしみが「ちびっ子のど自慢」のライバルでした。

北島三郎にその歌唱力を評価され歌手デビューを勧められるも、漫才のため断った、というエピソードもあるほどです。

 

「お笑い」と「歌」。

天は「二物」を与えたのです。

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コンサートを開けば、毎度プラチナチケット。

ただ、観客の多くは歌もさることながら、あの卓越した「しゃべり」をナマで聴きに行きたいのだろうと思います。

 

家庭生活を重んじて、関西を拠点とした活動しか行っていないと言います。

現在全国ネットで彼女の姿を見ることができるのは、平日の午後テレビ朝日系で放送されている「おしゃべりクッキング」だけ

 

おととし、あのM-1審査員としての辛口コメントがきっかけで、その強烈な存在感が改めてクローズアップされました。

昨年も、しっかり出場していましたね。

 

さらに、昨年末の紅白の審査員にも登場!

事前に調べていなかったので、驚きました。

せっかくなら、もう少し彼女に尺を与えても面白かったのに、と感じました。

そう言えば、かつて司会者を務めたこともありましたっけ。

久しぶりに生放送で見たことが、今日の執筆のひとつのキッカケになりました。

 

関西エリアでは月曜のゴールデンタイムに放映されている

快傑えみちゃんねる

あちらに住んでいた頃は毎週楽しみにしていましたが、関西テレビ制作(ローカル番組)のため、東京では視聴できないものとあきらめていました。
しかし、東京のローカル局TOKYO MXでオンエアされていることを数か月前に知り、以来毎回録画して見ています。

 

彼女をメインMCに、これまたお笑い界のベテラン・太平サブローがアシスタント役となる贅沢なキャスティング。

毎回約10名ほどのゲストタレントと、テーマを設けながらトークを繰り広げる内容です。

その点、「踊る!さんま御殿」とコンセプトは一緒です。

 

しかし、内容や展開はかなり違っています。

一応各ゲストにまんべんなく話を振る構成にはなっているのですが、弁の立つタレントばかり呼ばれるとは限りません。

そうなると、進行役であるメインMCの上沼が、場を盛り上げるためその実力を解放。

トーク番組の体裁をとりながらも、結局毎回彼女の「漫談・独演会」状態になります。

 

独特な毒舌口調には好き嫌いが出るタイプではありましょうが、そのしゃべりからにじみ出るアタマの回転の速さ、鋭いツッコミは、まさに右に出る者のいない名人芸です。

  

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