世の「賭け事」~どこまでが「お楽しみ」で、どこからが「ギャンブル」か?
毎年、年末の風物詩となっている「年末ジャンボ」の抽選風景。
今年も、一攫千金を夢見て、ニッポン人のうち何十万人・何百万人が買い求め、結果を楽しみにしていることでしょう。
確率的に期待値で考えたら、間違いなく損をする買い物ではあります。
その意味では、一種のギャンブルと言えるかもしれない…
また、最近のニュースでは思わぬ形でIRが注目されてもいます。
本来は「統合型リゾート」のはずなのですが、カジノと同義語の問題のように捉えられています。
そこで、数ある「賭け事」のうち、「どこまでが『お楽しみ』で、どこからが『ギャンブル』なのか」を、自分なりに考えてみました。
宝くじ
買う段階で
「どこで買ったら当たりやすいのか」
「バラと連番どちらが良いのか」
などといろいろ迷い、考え抜く。
買ったら買ったで、抽選日まで当たるか外れるかの「ワクワク感」を味わえる。
そうした楽しみな時間に対してお金を払っている…と考えれば、よく言われる「夢を買う」気持ちも理解できます。
買ってもいないのに、
「〇億円当たったら、どんな生活をするのだろう?」
「もう働くのは辞めるのかな?」
などと勝手に空想するのも楽しみのうちです。
しかし、実際に窓口の行列に並んで買いに行ったことは、一度もないのです。
会社で「みんなでお金を出し合って買って、当たったら山分け」の誘いを受けたこともありますが、それにも乗ったことがない。
一度くらい買ってみても?
う~ん、それでもやっぱり一歩が踏み出せません。
パチンコ
今も昔も、駅近の街中には必ず1件や2件パチンコ屋があり、開店時刻の何時間も前から行列が出来ている。
世間ではお手軽で人気の娯楽なのだということが、それだけでわかります。
ただ、負ければ負けるほど抑えが利かなくなって、取り返してやろうとどんどん追加投資をしてしまいそう。
そうなるのが明らか(と自分の中では思っている)なことにお金を使い、なおかつ貴重な時間を何時間も費やす。
そう考えると、どうしても手が出ないのです。
競馬・競輪・競艇
まず、どうやって参加するかのルール自体が理解出来ていません。
電車内で競馬新聞に読みふけっている人の姿から、「現場はあまりガラが良くなさそう…」などと、イメージを作り上げてしまう自分がいる。
テレビCMもガンガン流れていますし、実際はそんなことはないのだと思いますが…。
また、素人にとっては競馬・競輪・競艇場の存在自体が非常にハードルの高いものです。
カジノ
遠い昔、初めての海外旅行先は、アメリカ西海岸&ハワイでした。
サンフランシスコ・ロサンゼルスと観光し、グランドキャニオンや本場のディズニーランドを堪能した後、全米随一のギャンブルシティーであるラス・ベガスにも立ち寄りました。
ベガスと言えば、そう、カジノです。
せっかくなのでやってみても、と一瞬思ったのですが、結局会場には入らずじまいでした。
一緒に旅したツアーメンバーが、前日ルーレットで何十万円も損した話をナマで聞いてしまったこともあり、旅の記念と割り切るにはやはり代償が大きすぎる、と改めて感じて、二の足を踏んでしまったのです。
やはりカジノイコールギャンブル性が高くて危険、という感覚が大きな要因になっているような気がします。
麻雀
今はどうかわかりませんが、学生時代キャンパスの周りには雀荘が数多くありました。
講義が1コマ(90分)空いたりすると、友人たちはこぞって時間つぶしに雀荘に出かけ、1コマ分の時間で終われなくなることも多々ありました。
単に4人で卓を囲むだけなら、ゲーム感覚で少しは興味も湧きます。
しかし麻雀は、それだけではモチベーションが上がらないらしいです。
点数に応じてお金を賭けるのがどうやら「常識」らしいです。
いわゆる「公営ギャンブル」とは異なり、個人間でのそうしたやりとりは本当は行ってはいけないことになっているはずなのですが、プレイヤーにそんな感覚はありません。
正義漢ぶるつもりは毛頭ないのですが、そこのところが何ともやりきれないのです。
というわけで、結局どれにもエントリーできない「臆病者」でした。
大晦日まで毎日お付き合い下さり、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
ブログを始めて初の年越し。
年末年始は、ブログもお休みの方が多いことがわかりました。
そうあるのが、自然なのかもしれません。
私は、明日ももちろん投稿します。
開設以来の毎日連続投稿、まだまだ更新します。
引き続きご愛読よろしくお願い致します。