「一生のお宝」!インド・ムンバイへ~一度訪れたらハマる国
これまで、アメリカ本土や東南アジアを中心に、10か国以上の海外出張に行ったことは以前触れました。
その中で一度だけ、インドにも足を伸ばす機会が訪れました。
行き先は、インド経済の中心都市、ムンバイ。
かつて、ボンベイと呼ばれていた時期もあった街です。
人口は(都市圏のエリアの捉え方にもより変わりますが)1200万人以上。
それを知って、東京と同じくらいの規模だと想像していましたが、実際見た感じでは、はるかにエリアが広く、「混雑した」イメージでした。
クルマの数も格段に多いし(道路が未整備で狭いのかもしれません)、ひと言で言えば「ゴチャゴチャ」した感じ…
市街中心部は、近代的な高層ビルが建ち並ぶ大都会ではあるのですが、一歩脇道に入ると未舗装の狭い道路の両側に、スラムの貧民街が広がっている…
日本ではおよそお目にかかれない光景が広がっています。
仕事の後ほんの数時間ほどですがフリータイムがとれたので、出張先の会社付き運転手にガイドを頼んで、名所を案内してもらいました。
【インド門】
「ムンバイのタージマハール」とも呼ばれる、ムンバイ最大の観光スポット。
昔は、船でムンバイに到着する旅行者が最初に目にする建造物であったと言われています。
辺りはご覧の通り一面の広場になっています。
我々が行ったのは平日の昼過ぎだったので人出はそんなにありませんでしたが、休日になるとこの広場が人でいっぱいになるとのこと。
地元ガイド曰く、「スリや物乞いが多く、観光客は要注意」だそうです。
【タージマハール・ホテル】
インド門の対岸には「タージマハール・ホテル」という高級ホテルもあります。
まさに「西洋の宮殿」を思わせるような、格調高い外観です。
私が泊まったのはもちろん別のホテルですが、セキュリティに配慮して、治安の良い地区の、国内出張だったらとても考えられないほどのラグジュアリーなホテルを手配してもらいました。
1週間滞在したホテルの客室です。
【チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅】
ムンバイ近郊の鉄道や長距離列車が集まる、市内最大のターミナル駅。
駅舎は、中世にタイムスリップしたかのような荘厳な趣があります。
【マハトマ・ガンジー記念館】
「インド建国の父」として有名なマハトマ・ガンジーの足跡を展示した、小さな博物館にも立ち寄ることが出来ました。
滞在時間、わずか10数分の慌ただしさでした。
このような「胸像」のほかにも、さまざまな展示物や解説があったのですが、当然「英語表記」ばかり。
日本の大規模な博物館のような「外国語対応」の音声ガイダンスなど、あろうはずがありません。
東京からのフライトは案外長くて、ムンバイまで直行便でも9時間以上。
ただ、会社の規定で「5時間以上のフライトは、ビジネスクラス使用OK」だったため、それはそれは快適な空の旅でした。
欧米と違って時差も少なく(3時間半)、その点の苦労もさほどありませんでした。
仕事はもちろん、プライベートも含め、生涯で訪れることはもうないかもしれません。
その意味で、今日挙げた写真は、私にとって「一生のお宝」です。
一度訪ねると、なんとも言えない不思議な魅力にあふれていて、「ハマる」国です。