CD制作~発売時にはレコーディングスタジオで本格音録り
これらは、これまでリリースしてきたCDの一部です。
一番手前の赤い帯のついたCDが、人生で初めて「値段」のついた日本コロムビア制作によるアルバム。
左側は自分で作曲・編曲・歌唱まで行ったもの。
右側の女性の顔の写ったジャケット2枚は、作詞家もしているプロデューサーが発掘してきた歌い手に楽曲提供したものです。
そしてこちらは、自作曲が収録された最新の対外公表CD。
現在私の所属している「日本作曲家協会」が制作した「未来(あした)のメロディー 第1集」です。
「対外公表」と言っても、協会から制作現場へのプロモーションCD的な位置づけであるため、市販はされていません。
音源は、自宅コンピュータで制作したものを採用しています。
自宅での制作でも、最近は作曲・編曲ソフトの性能の向上により、生楽器に近い音源を再現することができます。
ピアノやベース・ドラムといった基本的な楽器は、ホンモノとほぼ変わらないレベルです。
私のような機械ダメ人間でも、そこそこの音質のモノを提供することが出来ます。
もちろんヴォーカル入れも何回もやり直しが利くため、ベストなテイクを残すことが出来ます。
ただ、正式発売となると、やはり本格的なスタジオでのレコーディングにはかないません。
もうだいぶ前になりますが、日本コロムビアのレーベルでアルバムを発売した際には、自作曲の音源をカラオケ状態でスタジオに持ち込んで、スタジオでヴォーカル入れやカラオケプラスアルファとしてのヴァイオリン生演奏の音入れをしていました。
テレビでもたまに歌手のレコーディング風景がオンエアされたりしますが、あれと同じです。
暗~い部屋にマイクが1本だけブラ下がっていて、目の前には譜面台が置かれている。
正面はガラス張りになっていて、その部屋の向こうにはレコーディングの機材が置かれていて、その前にディレクターが座って
「じゃぁ、2番の〇小節目からもう一度」
「ここだけ歌い直してみようか」
「はい!オッケー」
などの指示を出すのです。
自分の声を何度か重ねて録音する「ひとりコーラス」も出来ます。
自宅でももちろんできますが、音のバランスをとるのが結構難しい。
スタジオでは、専門のミキサーやエンジニアがいてくれるので、自分はパフォーマーに徹してやることが出来ます。
ホンモノのスタジオでのレコーディングは、時々プロ歌手の気分を味わわせてもらえる、カラオケなど足元にも及ばないような至福の瞬間です。
制作やレコーディングの現場に関しては別エピソードもあるので、また後日機会を見つけて触れたいと思います。