ぼかし(モザイク)を入れても隠し切れないことがある
映像におけるモザイク処理は、なにもアダルト関係に限ったことではありません。
通常のTV放送でも、ごく日常的に使用されています。
最も一般的なのが、スポンサーに対する配慮でしょう。
映像の中にスポンサーのライバル企業の名称や商品が入り込んでしまう場合、その部分がぼかされる。
ロケ風景の映像で、なにげない自動販売機にぼかしが入っていることがあります。
飲料メーカーがスポンサーで、そのメーカーのものではない商品の入った自動販売機だったのでしょう。
また、スポーツ選手がスポンサー名入りのユニフォームを着用していることもよくあります。
すると、インタビュー映像でその部分が見えないように加工されていたりします。
ワイドショーで有名人の自宅を紹介するコーナーでは、周囲の風景から場所を特定できないよう、家の周囲全般をぼかしてオンエアすることもよくあります。
画面中がボケボケになります。
何らかのイベント風景や飲食店紹介の取材で、一般客の顔にぼかしが入っていたりもします。
「プライバシーの保護」が、ぼかしの大きな目的であることは明らかです。
しかし、ぼかしが入ってもそれが守られないケースを、私は体感してしまったのです。
以前の記事で、「図らずもTV出演をしてしまった」ことを書きました。
事が事だけに、この時私の顔や上半身は映像上見えないような配慮がされてはいました。
しかし、私はこんなプロフィール。
いくらぼかしを入れても、体型ですぐばれてしまうのです。
事実、この時にはニュースを見た知り合いから続々と連絡が入り、改めてメディアの影響力の大きさを思い知ったほど。
まあ、やましいことをしたわけではないので別にばれても構わなかったのですが、実際には困る人や場面も出てくるのではないか、と思った出来事でした。