さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

「天然キャラ」は、おバカを「演じている」かどうかそうでないか、言動で伝わる

バラエティー番組中、ゲストがMCから何等かの質問を受けて、「え~!そうなの? わかりません。知りませ~ん。」を連発する場面によく出くわします。

「そんなこと、ふだんニュースを見ていれば、学校でちゃんと勉強していれば、常識だろ?!」と思っていることでも、こうした回答が返ってきたりします。

(おととい記事にした「トシをかさねた」オトナの立場としては、安易に「常識」などと決めつけてしまってはいけないのかもしれませんが…)

クイズ番組だと、それが如実に成績(回答結果)として明らかになります。

 

ひな壇タレントを多く並べる昨今の番組制作においては、ゲストの多様性を演出するため、さまざまな種類の人物を並べる必要が出てくるのでしょう。

真面目にコメントを返せる人同様、「天然キャラ」も求められます。

ただ、そこは天然ぶりやおバカを「演じられる」人であって欲しい。

一見おバカをふるまってはいても、番組の趣旨を理解し、自分の立場を弁えての言動であることは、よく見ていれば伝わるものです。

 

それに対して、「若気の至り」では到底片づけられないほど一般常識のない、台本以外のことはしゃべれない人間が「演じる余裕もなく、本当にそのまま」発言しているのをよく目にします。

そこまでのレベルのキャラクターが、果たして番組に必要なのか?!

不愉快を通り越して「おいおい、大丈夫か?」と心配にさえなってしまいます。

ハッキリ固有名詞を出せないのが、実にもどかしい!

 

そんな文句を言うくらいなら、はなから見なければいいわけなのですが、もともとは好きな番組に時々そういうタレントが混ざり込んでくる回があり、即座にスイッチを切る勇気もなく、ジレンマに陥ってしまうのです。