さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

「東北のウィーン」への旅~全都道府県旅行記・福島県その3

福島県3回目の訪問の行き先は、郡山でした。

県内の中心的な都市ですが、有名な観光地目当てに出かける街とは言えません。

目的は、音楽がらみでした。

 

実は郡山は、市を挙げて「音楽都市」への取り組みを進めている街なのです。

別名「東北のウィーン」とも言われています。

オーケストラの演奏会を招致したり、素人のど自慢を開催したり、形はさまざまなのですが、私が関わったのは「歌作り」に関してでした。

郡山には、もともと私が作曲スタッフとして関わっていた作詞同好会(本部は東京)の「福島支部」があって、自分たちの作品を持ち寄っての勉強会を開催していたのですが、ある時「テーマを決めて詞を作ろう」ということになり、その時のテーマが「メロ先へのハメコミ」を行う、というものでした。

 

「メロ先」とは、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

歌を作る時、まず歌詞があってあとから曲を付ける場合は「詞先」、逆にメロディーが先にあって歌詞をはめ込む場合は「メロ先」と呼びます。

私は、「メロ先」課題曲の提供者兼作詞作品のコメンテーターとして、その会合に参加することになったのでした。

 

その作詞同好会は、本部のある東京で毎年2回セミナーと称する会合を開催するほか、定期的に「出張セミナー」も行います。

加えて、本日触れた福島だけでなく、大阪・長野・名古屋などいくつかの都市でも、それぞれ独自の「支部」活動を行っており、私も東京だけではなく、時々遠方のセミナーに出席していました。

その組織には、私だけでなくほかにも作曲スタッフがいて、詞と曲が揃って出来上がった歌はCD化もされていました。

 

その際の郡山は、特に観光をするでもなく、昼間はセミナー、夜は打ち上げ、そして夜遅くの新幹線で慌ただしく東京に戻るといったスケジュール。

あまりゆっくりは出来ませんでしたが、機会があれば純粋に観光で行くのも悪くないと思っています。