さえわたる 音楽・エンタメ日記

オリジナル作品紹介、歌の解説、ヴァイオリン演奏、言葉の使い方、エンタメニュース、旅行記などについて綴っています

出演者紹介「〇〇です」~「です」ばかり強くて肝心の名前が聞き取れない

TV番組で、冒頭MCが出演者を紹介する、あるいはゲストが自己紹介するコーナーがあります。

この時、(偏見かもしれませんが)特に若手の女性タレントでよく見られるのが、自己紹介に当たり、自分の可愛らしさをアピースするねらいからか(あるいは無意識に?)

「◇※&#♡▽『です』」

のように、肝心の名前の分をムニャムニャと曖昧に、そして語尾の「です」の部分だけ尻上がりにして言葉を発する場面です。

 

TVならたいていテロップが表示されるので特に気にすることもないのですが(そもそもひとりひとりの出演者の名前まで気にしない)、あまり心地良いものではないなぁ、と。

 

あのイントネーションを聞いていて、仕事上でも「ぶりっ子言葉」ではないものの、同じようなことがあると気づきました。

面と向かっての会話場面ではあまりないのですが、気になるのはTELでのケース。

 

ベルが鳴った際、相手が誰かは当然わかりません。

もちろん相手は最初に「肝心の」社名と自分の名前を名乗ってはくれるのですが、そこの部分が聞き手にとっては異様に早口と感じられることが多いのです。

受話器のヨコにはメモ用紙が置いてはありますが、書き取る時間さえもありません。

馴染みのお得意さんであればすぐにわかるのですが、初めての相手だったり、自分の担当でなくて、かつ誰かに取り次がなければならない場合など、「大変恐縮ですが、もう一度御社名とお名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」と問い返すことになってしまいます。

 

「人のふり見て我がふり直せ」。

肝心の固有名詞部分は、特に意識的に「ハッキリと、かつゆっくり」喋らなければならない…

改めてそう感じるのでした。