絶対音感があると
ステージ活動からは若干スピンオフしますが、今日は「絶対音感」のお話です。
音楽に馴染みのない方でも、言葉ぐらいはご存知なのではと思います。
私自身は音楽に親しんでいることで、この「絶対音感」と共に日々を過ごしています。
では、「絶対音感」とは何か?
カンタンに言ってしまえば、たとえばピアノの音を聞いて、「これはド」「これはミ」など、その音名を聞き分けることの出来る能力のことです。
ひとつの音だけでなく、「ドミソ」「ドファラ」等の和音(複数の音が同時に鳴らされる)も識別できます。
さらに、楽器以外のあらゆる日常的な音(電車の音、食器がこすれ合う音、ケータイの受信音、歌声でない普通の会話音)もドレミの音名として聞こえたりします。
(代表的なのは、救急車のサイレン「ピーポー」、あれはドレミファソラシドの「ソ」と「シ」の繰り返しである、など)
音楽に接するには、この絶対音感が役立つことが多くあります。
楽譜が読める(音符を見ただけでその音の高さがイメージできる)。
メロディーラインを楽譜に書き起こすことができる。
作曲にもかなり役立っているかもしれません。
歌を聴いていると、その歌のキーが即座にわかる。
カラオケでは、歌のキーは歌手と同じに設定されている場合が多いですが、その歌が好きで歌いたくても、自分の声域とうまくマッチしない、歌いにくい場合も多いです。
そんな時、イントロの最初の音が出たとたんに、自分に最も適したキーになるよう、パッとプラス・マイナスボタンを押して、快適に歌うことが出来ます。
どうやってこの特技(?)を身に付けたのか尋ねられることもありますが、訓練で育まれるものではないのでは、とも思います。
ほとんどモノゴコロついた時から楽器を習い始めていて、特別なトレーニングはすることなく、気が付いたら自然に出来るようになっていた気がします。
赤ちゃんが言葉を覚えていくのと同じプロセスなのかもしれません。
ちなみに、これで何かイイことがあったかといえば、残念ながら何もありませんね。